データ分析・二軍で光る男たち2026

【二軍で光る男たち】野手転向の阪神7年目ドラ1が優れた打撃センス披露 ソフトバンクは最多勝右腕が熟練の投球術で打者を翻弄

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 各球団のファームでは、若手選手やベテラン選手がそれぞれアピールを続けている。今回はファーム・リーグ西地区のランキングから、一軍昇格や支配下登録を目指す選手、さらなる飛躍が期待される選手たちの動向をデータから追っていきたい。

※表データはすべて2026年8月9日終了時点。本文は8月13日時点

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ゴロを打たせる投球で支配下をつかんだ台湾出身右腕

【データ提供:データスタジアム】

 ゴロ割合ランキングでは東浜巨が1位となった。特にスライダーやシンカーを駆使してゴロ打球を量産する投球が持ち味。現在は右肩の不調で公式戦から遠ざかっているが、実戦形式の練習で復帰への準備を進めており、今後の動向に注目だ。2位には同じくソフトバンクから張峻ウェイがランクイン。7月に支配下契約を勝ち取ったばかりの台湾出身右腕も、優勝がかかる終盤戦で東浜とともにチームの戦力となれるか。3位の河野佳は二軍で規定投球回に到達し、防御率2.55と安定した成績を収めている。今季中の支配下復帰はならなかったが、首脳陣の評価は決して低くはないはずだ。4位にはオリックスの高卒3年目右腕・宮國凌空が名を連ねた。二軍では11先発で5勝をマーク。今季は自身初めて一軍のマウンドにも上がるなど、順調なステップアップを見せている。5位に入った杉田健は、特に左打者に対して60.6%と高いゴロ割合を記録。このところは少し調子を落としているが、6月まで二軍で防御率1点台を維持していたように、十分な実力を備えている。再び状態を上げて一軍デビューを果たしたい。

ファーム全体でもトップのストライク率を誇る鷹の左腕

【データ提供:データスタジアム】

 1位に輝いた中村稔弥は70%を超える高いストライク率をマーク。同条件下ではファーム全体でもトップの数字だ。主要球種のストレートとツーシームでストライクを先行させる投球術で、防御率1.85の好成績につなげている。一軍でも一定の結果を残しており、後半戦も活躍に期待したい。2位には阪神のベテラン右腕・西勇輝が入った。プロ18年目を迎える今季も自慢の制球力は健在で、前半戦は一軍で3勝を挙げた。3位の玉村昇悟も一軍を主戦場とする実力者だが、現在はケガからの復帰を目指して調整を続けている。上位を狙うチームを助けるべく、早期の一軍合流を果たしたいところだ。4位には張峻ウェイが前述のゴロ割合に続いてランクイン。ストライク率はストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップと持ち球すべてでファーム平均を上回り、与四球率1.97という安定感を生み出している。5位の若手左腕・門別啓人は、現在一軍でブルペン陣の一員として奮闘中。一軍ではストレートのストライク率66.7%に対し、変化球は同55.1%にとどまっている。飛躍のカギは変化球の精度向上にありそうだ。

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