「大きかった」山下美夢有の粘りのバーディ 桑木志帆、岩井千怜はそれぞれのリベンジへ/解説・宮里美香

桂川洋一(GDO)

山下美夢有はディフェンディングチャンピオンとしてメジャーの舞台に立った 【GDO 村上航】

 2026年の女子メジャー最終戦が開幕し、前年優勝の山下美夢有は1オーバー37位で滑り出した。計17人が出場の日本勢では桑木志帆が首位に2打差の5アンダー2位、岩井千怜が3アンダー6位と好スタート。中継局U-NEXTの「日本勢徹底マークLIVE」チャンネルで解説を担当する宮里美香がリンクスコースの第1ラウンドを振り返った。

前年覇者・山下美夢有の粘り

 ほとんどの時間帯で青空が広がったコースは午後になって風が出始め、夕方にかけてわずかに気温が下がった様子でした。穏やかな天候とはいえ、ロイヤルリザム&セントアンズGCは18ホールでバンカーが174個もあり、ティショットにとにかく頭を使います。

チャーリー・ハルはコースを象徴する18番パー4でガードバンカーからショットを放つ 【Photo by Luke Walker/Getty Images】

 ティイングエリアからは目視できないエリアも多く、ボールが止まるまで気が休まりません。ポットバンカーに入った途端、グリーンは狙えず実質的には1ペナ。「ラフに入る分には構わない」という覚悟が必要かなと感じるほどです。

 ディフェンディングチャンピオンの山下美夢有選手は初日1オーバー37位と、思い描いた出来ではなかったはずです。ショットがまさにバンカーに捕まったシーンもありました。

山下は7番パー5でバンカーショットを放つ 【Photo by Morgan Harlow/R&A/R&A via Getty Images】

 3番でボギーが先行。痛手を最小限に抑えて我慢を続けましたが、早い段階でバーディチャンスを生かせていれば、流れはきっと変わったことでしょう。だからこそ、終盤で長いバーディパットを沈めた16番は大きかった。あの一打がなければ、精神的にも厳しい一日になったと思います。

 今シーズン、6月の「マイヤーLPGAクラシック」で優勝し世界ランキングは現在6位。総合的にレベルが高く、ピンに絡むセカンドショットの距離感、精度は世界でも群を抜いています。

山下はラウンド中に同組のティティクルと笑いあう 【Photo by Morgan Harlow/R&A/R&A via Getty Images】

「ここはボギーでも仕方がない」という状況でもカップにねじ込むパッティングのしぶとさにも驚くばかり。同じ組でプレーしたジーノ・ティティクル(タイ)選手とはいきなり8打差が付きましたが、高い修正能力を2日目に発揮してくれると期待しています。

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