「叩きのめされた」 名将・小倉全由が選ぶ高校野球史上最強チームとは

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印象に残る選手は

【スポーツナビ】

―― 印象に残る選手は?

小倉:やっぱり斎藤佑樹君と田中将大君が投げた中での投手対決ですね。決勝の再試合なんか、できる量かっていう感じがしましたね。特に斎藤投手は淡々としていて、田中投手はおりゃあという感じで、このコントラスト、キャラが違う感じもまた良かったですよね。

さらに、松坂大輔とPL学園との対戦にも触れた。

小倉:松坂投手が投げ合ったPL学園さんの素晴らしさ、上重さんのやっぱりあのピッチングの素晴らしさ。

―― 表に出てくる選手と、淡々とやる選手、どちらが好きですか?

小倉:自分は表に出てくるのは好きですね。ま、自分がこんなんなんで(笑)。でも、まあ選手にもよりますから。優しくておとなしい子もいるんで、その子はその子で優しさを認めてやって「お前の一番の財産だよ」と言いながら声をかけて引っ張っていく。

寮生活で育む人間性

【スポーツナビ】

――人間教育で大事にしている部分は?

小倉:自分の場合は寮生活で一緒に泊まっていましたから、一緒に食事を取ったり、一緒に風呂に入ったりして。その中で一つ一つ、風呂の使い方、シャワーの使い方も言うんですよ。「家に帰ったらシャワー出しっぱなしだろ、お前ら。でも寮はこれみんなお金なんだよ」って。

小倉:我慢ができない子たちは、調子のいい時は大差で一方的に勝つかもわからないんですけども、劣勢になった時に踏ん張れない。それは絶対あると思います。人としてのやっぱりマナーを身につけた選手たちがいい野球をやってくれるんじゃないかな。自分はそれは絶対のものだと思いますね。

U18代表監督として

【スポーツナビ】

―― U-18日本代表監督ということですが

小倉:去年の秋のアジア大会でやらせてもらったんですけども、最初見た時に選手たちのバッティングがみんなこう上を向いて飛ばそうというバッティングだったんですよ。これじゃ150kmのスピードボールは打てないなと思いながら注意はしていったんですけども、なかなか短期間では思うようにいかなくて。決勝で韓国・台湾とやって1点しか取れなかった。

小倉:そうしたら決勝の前の練習会場でのティー打撃を見てたら、みんな最短で打ってんですよ。もっと早く自分が強くやっぱり言わなきゃいけなかったし、選ばれた選手だから短期間でまた直して打てなくなっちゃいけないからいいところを伸ばして終わってたのかな、そんなのもあったんで、今回はしっかりと伝えなきゃいけないなと思うんですね。

―― 低反発バットの時代でも、やはりバッティングのチームを作りますか?

小倉:作りますね。低反発でもしっかり芯に当たればしっかりと距離は出るんですよね。自分は打てるバッターを作ります。バットを自由自在に使いこなせるバッターを作れば素晴らしいバッティングになるんじゃないかなと思いますけどもね。

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