「松坂大輔以上の投手はいない」 日大三高・小倉全由監督が選ぶ高校野球歴代ベストナイン
今回は、関東一高・日大三高を指揮して甲子園で37勝をあげた小倉全由さんに、歴代の高校球児の中から「ベストナイン」を選出してもらいました。ルールは全高校が対象で、あくまで高校生時点での実力評価。プロ入りしていない選手や、DH制の採用もOKです。数々の名選手と対戦し、育ててきた名将の目に留まったのは、はたして誰だったのでしょうか。
※収録は2025年
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投手は松坂大輔「コントロールは、対戦した中で最高だった」
小倉:ピッチャーは、横浜で投げた松坂大輔投手ですね。
―― 実際に対戦されたこともあるんですか?
小倉:練習試合で3試合やりました。新チームの夏休みに。その時は勝たせてもらったんです。2年の時も秋と春とやった時はなんとかヒットは打てたんですが、夏の大会前の時は、うちの1番・2番がアウトになって、3番がスリーベースを打ったんです。そうしたら4番打者のアウトコースにストレートを2球入れてきて2ストライク。スライダーでくるっと回って三振。それからはもう当たらないんですよ。
――松坂投手が秀でているものは?
小倉:やっぱりスピードボールと、スライダーのコントロールですよね。自分はいつも選手たちに「あそこのピッチャーはドラフト候補だって言うけれど、そんなの全然怖がらなくていい。松坂投手以上の投手はいない」と言うんです。スライダーの良いピッチャーを見ても、あれは半分以上がボールですから。しっかり見極めできれば、甘くなったスライダーを、左中間にも右中間にもホームランにできると教えている。でも、松坂投手のコントロールは、対戦した中で自分は最高だったと思いますよ。
―― 続いてキャッチャーをお願いします
小倉:キャッチャーは、自分の教え子なんですけども、明治大学からオリックスに入った三輪選手です。あれだけ肩の強いキャッチャーは見たことないですね。ボール回しでセカンドに投げるとスタンドが「うわー」ってなる。スローイングを見ただけでもう全然違う。
―― 三輪選手は、帝京の前田監督も選出
小倉:前田さんとも対戦しましたからね。オール東京の選抜チームで選んでくれていたんですよね。
豪華なメンバーの内野陣
小倉:ファーストはもうPL学園の清原選手ですね。直接対戦はしていないんですけども、初めて甲子園に行った時に清原選手と桑田選手のプレーを目の前で見まして。清原選手は体が大きいんですけども、柔らかくしなって使うあのバッティングが好きで、プロに行かれてもずっと応援していましたね。甲子園で13本ホームランを打ちましたけど、それも1年生からですからね。素晴らしいレベルのものを見せてもらったと思っています。
―― セカンドはいかがでしょうか?
小倉:セカンドはまたこれも自分の教え子なんですけど、都築。あの勝負強さは、自分が教えた中ではピカイチですね。本当に三振しないんですよ。自分のチームで良かったです。あれが相手チームにいたら本当に嫌だなと。