データ分析・二軍で光る男たち2026

【二軍で光る男たち】阪神の助っ人コンビが優れた打撃センス披露 広島は22年ドラ1右腕が空振り量産

データスタジアム株式会社

インコースに対してチームトップの強さを見せるディベイニー(写真左)とプロ初勝利に期待がかかる斉藤優汰(写真右) 【写真は共同】

 各球団のファームでは、若手やベテラン選手たちが一軍昇格を目指して奮闘している。今回は阪神、広島、中日のファームで一軍で活躍が期待される選手や支配下昇格を目指す選手の動向をデータから追っていきたい。

※表データはすべて2026年7月5日終了時点。本文は7月9日時点

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奪三振能力に磨きをかけた3年目右腕に期待

【データ提供:データスタジアム】

 セ・リーグトップの先発防御率を誇る一方、救援防御率はリーグワーストとなっている阪神。椎葉剛は5月から6月にかけての一軍登板ではアピール不足に終わったものの、二軍に合流した6月10日以降はファームで奪三振率15.95とさらに力強い投球を見せている。再びの昇格を果たすべく、今後も継続して結果を残したい。助っ人右腕のモレッタも次のチャンスを狙うリリーバーの1人。奪三振能力の高さはすでに一軍の舞台でも証明しているだけに、今後は制球面を安定させられるかがポイントになりそうだ。大卒3年目のシーズンを過ごす津田淳哉は、奪三振率のみならず与四球率も1.54と優秀で、両面で昨季までと見違える姿を見せている。現在は一軍ブルペン陣に加わっており、チームの戦力として存在感を示せるか。

助っ人勢がインコースに強さを発揮

【データ提供:データスタジアム】

 今季から加入したディベイニーはインコースに対してチームトップの強さを見せるも、一軍では結果球のほとんどがアウトコースとなって苦戦した。4安打の固め打ちを披露した7月2日の二軍戦では、そのうち2本が外角の球を捉えたヒットであり、今後もコースを問わず結果を残したいところだ。コンスエグラは25歳と若い2年目の育成助っ人。昨季は故障もあってノーアーチに終わったが、今季は4月3日に楽天・早川隆久から2ランを放つなど、ここまでチームトップタイの3本塁打を記録している。3位タイの井坪陽生は二軍で打率.300と、順調に成長を見せている若手外野手。3位で並ぶ6年目捕手の榮枝裕貴は、6月10日に広島・大瀬良大地からソロを放って同月13日に一軍昇格を果たした。

近い将来のプロ初勝利が期待されるドラフト1位右腕

【データ提供:データスタジアム】

 2022年ドラフト1位右腕の斉藤優汰は、二軍で高いスイング奪空振り率を記録。特にストレートの21.9%とスライダーの51.4%は各球種のファーム平均を大きく上回っている。7月8日の二軍戦では9回無失点9奪三振の快投を披露しており、今季中のプロ初勝利に期待がかかる。杉田健は念願の支配下昇格に向けてアピールを重ねる育成右腕。スイング奪空振り率は昨季より約10ポイントも上昇し、ここまで防御率1.24と好成績を収めている。島内颯太郎は開幕直後の不振により二軍調整が続いていたが、ファームで本来の力強いピッチングを取り戻した。6月30日に一軍復帰を果たしており、今後はフル回転の働きでチームの上位浮上に貢献したい。

3年目の育成助っ人が急成長を見せる

【データ提供:データスタジアム】

 シーズンの折り返しを迎えても打線の状態が上がらない広島。二軍の変化球打率でチームトップに立ったのは育成のラミレスだ。過去2年間は打率1割台と苦しんできたが、来日3年目の今季は同.279と確実性が大幅に向上。過去50%台にとどまっていた変化球のコンタクト率を今季は64.1%まで改善させ、好成績につなげている。2位には、当コラムの西地区編でも上位に入った林晃汰がランクイン。今季放った3本塁打はいずれも変化球を捉えたものと、持ち前の長打力を発揮。二軍では打率も年々上げており、確かな成長を見せている。3位の仲田侑仁は、恵まれた体格を誇る高卒3年目。4月11日の二軍戦では阪神・及川雅貴のカットボールをスタンドまで運び、待望の公式戦初本塁打をマークした。

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データスタジアム株式会社は、スポーツデータの分析・配信などを行う企業。野球、サッカー、バスケットボール、卓球などの試合内容をデータ化・分析し、情報を各種メディア・チームなどに提供・配信する。

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