直近5試合「13-1」と圧倒のスペイン W杯6戦連続無失点の難敵に赤い悪魔はどう挑む?
W杯での対戦成績は1勝1敗だが……
しかし、国際Aマッチ全体に目を向けると、近年はスペインが圧倒的な強さを見せている。現在、ベルギーに対して11試合連続無敗(9勝2分)を継続しており、最後に敗れたのは1980年のユーロ(欧州選手権)まで遡る。直近の5試合では5連勝、その間の総スコアは13-1と、一方的な結果が続いている。過去の歴史と近年の相性、二つの異なる文脈がこの一戦に深みを与えている。
破られざる「無敵艦隊」の城壁
この堅守は単なる偶然ではなく、データにも裏付けられている。今大会の1試合平均被ゴール期待値はわずか0.30。これは、統計が整備された1966年以降のW杯同一大会において、全チームの中で最も低い数値であり、まさに鉄壁の城壁と呼ぶにふさわしい。
この守備を後方から支え、攻撃の起点となっているのがロドリだ。彼の今大会におけるラインブレイクパス数は80本に達する。この数字は、スペインが世界を制した2010年南アフリカ大会のジェラール・ピケ(86本)、シャビ(89本)、シャビ・アロンソ(126本)といったレジェンドたちに迫るものであり、現代のスペイン代表の中盤がいかに高い質を誇っているかを示している。