フランスを脅かす「アフリカの壁」 カタール準決勝の再現か、モロッコの雪辱か
対戦成績はフランス優位だが……
しかし、そのフランスも盤石ではない。今世紀以降のW杯で喫した黒星(PK戦除く)は6つあるが、そのうち半数にあたる3敗はアフリカ勢を相手にしたものだ。同期間におけるアフリカ勢との通算7試合で3敗という数字は、欧州勢(15戦2敗)や南米勢(9戦無敗)との対戦成績と比較しても、その苦手意識を浮き彫りにしている。過去の対戦成績とは裏腹に、フランスにとってアフリカの強豪は常に脅威であり続けてきた。
3大会連続ベスト4へ、指揮官が挑む金字塔
チームは現在、公式戦直近12試合で7連勝を含む11勝1分と好調を維持しており、この一戦に勝利すれば2004年以来となる8連勝以上(当時は14連勝)を記録する。
チームを率いるディディエ・デシャン監督にとっても、この試合は特別なものとなる。監督としてW杯通算25試合目の指揮となり、これはドイツの伝説的監督ヘルムート・シェーンが持つ歴代最多記録に並ぶ。すでに監督としてのW杯通算勝利数では19勝と単独トップに立つ名将が、自身の記録に新たな金字塔を打ち立てようとしている。