「34試合無敗」スペインに死角はあるか “宿敵キラー” C・ロナウドがポルトガルの鍵
2018年大会では壮絶な打ち合いに
W杯とユーロというメジャー大会の舞台では、これが通算6度目の対戦となる。過去の対戦成績は1勝1敗3分と完全に五分。記憶に新しい2018年ロシア大会のグループステージでの対戦は、壮絶な打ち合いの末に、3-3の引き分けに終わった。ノックアウトステージでの最後の対戦は2012年のユーロ準決勝で、この時もスコアレスドローの末、PK戦でスペインが決勝へと駒を進めている。歴史は今回の一戦もまた、紙一重の勝負になることを示唆している。
ポルトガルにとってこの試合は、同国史上4度目のW杯ベスト8進出が懸かるだけでなく、過去に一度も成し遂げたことのない「2大会連続のベスト8進出」という新たな歴史への挑戦でもある。2006年ドイツ大会以来となる決勝トーナメントでの連勝を飾り、長年のライバルを打ち破ることができるか。その鍵を握るのは、今大会1試合平均1.60という高い得点期待値(xG)を誇る攻撃陣の躍動だろう。
盤石の戦いぶりで歴史的快挙に挑むスペイン
この鉄壁の守備は、データにも明確に表れている。今大会の1試合平均の得点期待値(xG)と失点期待値(xGA)の差は+1.80(2.0xG - 0.2xGA)という傑出した数値を記録。W杯でグループステージを突破した欧州勢の中で、これほど攻守に優れたバランスを示したのは、1998年フランス大会のフランス(+1.82)まで遡らなければならない。
チーム全体の勢いも最高潮に達している。現在、親善試合を含めた国際Aマッチでは34試合連続無敗(25勝9分)を継続しており、2007年から2009年にかけて記録した同国史上最長記録更新にあと1と迫っている。指揮を執るルイス・デ・ラ・フエンテ監督自身も、メジャー大会では11試合無敗(10勝1分)と卓越した手腕を発揮。その間の失点はわずかに4と、チームに揺るぎない安定感をもたらしている。