「34試合無敗」スペインに死角はあるか “宿敵キラー” C・ロナウドがポルトガルの鍵

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スペイン対ポルトガル、激戦必至のイベリア半島ダービーがラウンド16で実現する 【Photo by FIFA/FIFA via Getty Images】

 現地時間7月6日(日本時間7日)にダラスの地で、隣国にして長年のライバルである欧州王者スペインとポルトガルが、北中米W杯のベスト8進出を懸けて激突する。イベリア半島を二分する優勝候補同士の対戦は、これまでも幾多のドラマを生んできた。Opta Factsを基に、この注目の一戦を掘り下げていく。

2018年大会では壮絶な打ち合いに

 ポルトガルにとって、スペインは常に乗り越えるべき壁として立ちはだかってきた。国際Aマッチにおける直近12回の対戦で、ポルトガルが勝利を収めたのはわずかに1度。それは2004年のユーロ(欧州選手権)で、ヌーノ・ゴメスの決勝ゴールによってつかんだ1-0の勝利まで遡る。それ以降、6つの引き分けと5つの敗戦が、両国の力関係を物語ってきた。

 W杯とユーロというメジャー大会の舞台では、これが通算6度目の対戦となる。過去の対戦成績は1勝1敗3分と完全に五分。記憶に新しい2018年ロシア大会のグループステージでの対戦は、壮絶な打ち合いの末に、3-3の引き分けに終わった。ノックアウトステージでの最後の対戦は2012年のユーロ準決勝で、この時もスコアレスドローの末、PK戦でスペインが決勝へと駒を進めている。歴史は今回の一戦もまた、紙一重の勝負になることを示唆している。

 ポルトガルにとってこの試合は、同国史上4度目のW杯ベスト8進出が懸かるだけでなく、過去に一度も成し遂げたことのない「2大会連続のベスト8進出」という新たな歴史への挑戦でもある。2006年ドイツ大会以来となる決勝トーナメントでの連勝を飾り、長年のライバルを打ち破ることができるか。その鍵を握るのは、今大会1試合平均1.60という高い得点期待値(xG)を誇る攻撃陣の躍動だろう。

盤石の戦いぶりで歴史的快挙に挑むスペイン

圧倒的なボール支配から今大会4試合連続無失点と安定した戦いを見せているスペイン代表 【Photo by Julian Medina/Eurasia Sport Images/Getty Images】

 対するスペインは、今大会で驚異的な安定感を見せつけている。初戦から4試合連続で無失点を続けており、これは欧州勢としては2006年ドイツ大会のスイス以来の堅守だ。さらに、前回大会最終戦から続くクリーンシートは現在5試合。このポルトガル戦も無失点で終えれば、W杯史上初となる「6試合連続クリーンシート」という金字塔を打ち立てることになる。

 この鉄壁の守備は、データにも明確に表れている。今大会の1試合平均の得点期待値(xG)と失点期待値(xGA)の差は+1.80(2.0xG - 0.2xGA)という傑出した数値を記録。W杯でグループステージを突破した欧州勢の中で、これほど攻守に優れたバランスを示したのは、1998年フランス大会のフランス(+1.82)まで遡らなければならない。

 チーム全体の勢いも最高潮に達している。現在、親善試合を含めた国際Aマッチでは34試合連続無敗(25勝9分)を継続しており、2007年から2009年にかけて記録した同国史上最長記録更新にあと1と迫っている。指揮を執るルイス・デ・ラ・フエンテ監督自身も、メジャー大会では11試合無敗(10勝1分)と卓越した手腕を発揮。その間の失点はわずかに4と、チームに揺るぎない安定感をもたらしている。

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