イングランド、「神の手」「5人抜き」の悪夢払拭へ 因縁の地アステカでメキシコと激突
W杯での対戦は60年ぶり、相性はイングランドだが……
国際Aマッチ全体で見ても、近年の対戦成績はイングランドが優位に立っている。1986年から2010年にかけて行われた親善試合では、イングランドが4連勝中だ。しかし、今回は状況が異なる。イングランドにとって、W杯で開催国と対戦するのは通算4度目。過去には1954年大会のスイス戦で勝利したものの、1982年大会のスペイン戦は引き分け、1990年大会のイタリア戦では敗戦を喫しており、決して簡単な相手ではないことを歴史が示唆している。
メキシコには「聖地」、イングランドには「因縁の地」
一方、イングランドにとってこの地は、40年前に悪夢を味わった「因縁の地」に他ならない。彼らが最後にこのスタジアムでプレーしたのは、1986年メキシコ大会の準々決勝アルゼンチン戦。そう、ディエゴ・マラドーナの「神の手」ゴールと伝説的な「5人抜き」ドリブルによって1-2で敗れた、イングランドサッカー史に残る悲劇の舞台なのである。40年の時を経て、イングランドはその苦い記憶を払拭できるだろうか。