放任主義とネグレクト、無関心は何が違うのか?臨床心理士監修

MELOS -メロス-
「放任主義」「ネグレクト」「無関心」は、似ているようで本質的に異なります。臨床心理士で公認心理師、一般社団法人マミリア代表理事・鎌田怜那さん監修のもとお届けします。

【MELOS】

放任主義は「子どもへの信頼」がある
子どもに自由を与えつつも、衣食住や安全といった基本的なケアは満たされており、子どもが本当に困ったときには手を差し伸べられる状態です。「見守る」というスタンスの裏に、子どもへの信頼があります。

ネグレクト(育児放棄)は虐待のひとつ
食事を与えない、不衛生な環境に放置する、必要な医療を受けさせない、安全を確保しないなど、子どもの心身の健康に必要なケアが欠けている状態です。これは「子育てのスタイル」ではなく、虐待のひとつとして扱われます。

無関心は「頼れる安心感」が足りない
子どもの存在や気持ちそのものに、関心が向けられていない状態です。物理的なケアはされていても、「子どもが何を感じ、何に悩んでいるか」に目を向けようとしない点で、放任主義とは異なります。

これらを分ける大きなポイントは、「基本的なケアと安全が守られているか」「子どもが必要としたときに、親が応じられる状態にあるか」という点です。

自由を与えること自体は問題ではありません。しかし、その自由の下に「いざというときに頼れる安心感」がなければ、子どもは深い孤独や不安を抱えやすくなります。
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著者プロフィール

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