【識者2人が徹底試打】あなたに合う1本はどれ?2026年上半期売れ筋ドライバー3モデルを打ち比べ

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2026年上半期に売れ筋となったドライバー3モデルを、ゴルフライターの鶴原弘高さんとクラブフィッターの小倉勇人さんが試打。PING「G440K」、テーラーメイド「Qi4D MAX」、キャロウェイ「クアンタム MAX」の高慣性モーメントモデル3本について、それぞれの個性や向いているプレーヤー像を語り合いました。

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2026年上半期売れ筋ドライバー3モデル

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鶴原:今回は2026年上半期に人気を集めた3モデルを紹介します。PINGのG440K、テーラーメイドのQi4D MAX、キャロウェイのクアンタム MAX。高慣性モーメントの売れ筋ドライバーを3つ集めた感じなんですけど、高慣性モーメントがあまり好きでない小倉さんはどう思いますか(笑)?

小倉:自分の好みは置いておいて(笑)、どういう性能でどういう人に合うかをうまく話ができればと思います。

鶴原:早速、打ちながら話をしていきましょう。

PING「G440K ドライバー」を試打

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小倉:このモデルはやはり打点のミスに強い。直進性が高い。これがこのクラブのポイントです。慣性モーメントの高さによって芯を外してもヘッドがブレにくくなるので、曲がりにくく、安定して球を集めてくれる。クラブ長は46インチと長いんですけど、ヘッドの大きさによってそこを感じさせないところがあります。

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小倉:ミスで縦の距離がばらついても横がばらつかない。これは素晴らしいですね。

鶴原:ミスをしても、なんとか2打目を打てる地点にボールがあるのがいいところです。今回から振りやすくなったというのが一番のポイント。

小倉:今までの慣性モーメントの高いモデルが打ちづらかったのは、打ち出し方向が揃わなかったから。最初プッシュアウトしてひっかけ、というパターンが多かった。それが打ち出し方向が揃うようになったというのは、欠点が減ってきている感じがします。

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鶴原:最近はドライバーの調子が悪いんですけど、こういうときこそこういうモデルを使いたくなる。ひどいスイングで振っても、これくらいですむんですよ。

小倉:コースに行くと、何だかんだ「まあいいや」で次を打てることが大事じゃないですか。スイングがうまく安定しない人や、自分の中で明確なやりたい動きがはっきりしていない人は、いい結果が出やすいですね。

鶴原:ここまで曲がらなかったら、逆に曲げたくなりますね。もっと曲げにいったんですけど、それでも真っ直ぐ飛ぶ。

小倉:曲げたくても曲がらないクラブということですよ。

テーラーメイド「Qi4D MAX ドライバー」を試打

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小倉:Qi4D MAXも慣性モーメントの高いモデルです。今回Qi4Dシリーズで一番進化、変化が大きかったのはこのMAXで、チタンが使われていないんです。カーボンフェースにアルミのフレームというのは、チタン全盛のドライバーの中では何年ぶりでしょうか。

鶴原:カーボンが増えたといっても、チタンはどこかに使っていましたしね。

小倉:今回アルミと簡単に言いましたけど、宇宙工学的な高価なアルミです。

鶴原:鍛造アルミニウムが使われています。

小倉:その分、ヘッド自体の総重量を軽くして、余剰重量を四隅に持っていくことで、よりコントロールしながら慣性モーメントを高める設計です。

鶴原:前作までは慣性モーメントを高めるためなのか、ヘッド重量自体が重かったんですよ。今回は軽くしつつ慣性モーメントを高めたままにしている。僕は今回のQi4Dシリーズの中ではこのMAXがイチオシです。

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小倉:ちょっと距離の長さは感じるけど、それでも曲がらない。つかまえに打ってもぐりぐりできる。これがたぶん高慣性モーメントの進化だという感じがします。やりたいことがやれて、芯を外しても曲がりづらいというのはいいですね。

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鶴原:Qi4Dシリーズはコアモデルが人気ですし、僕も性能・フィーリングともに、特に構えたときの形状は大好きなんです。ただ、打ち比べると圧倒的にQi4D MAXの方が簡単。コースに持っていったり、何十球も打って平均値を取ったら、圧倒的にQi4D MAXの方が安定感がある。進化の度合いでいってもQi4D MAX推しです。

今回ウェイトがフェースの裏側と最後部で入れ替えられるようになったので、替えればより低スピン設計にすることもできる。簡単なクラブだしカスタマイズもできる、いいモデルだと思います。

キャロウェイ「クアンタム MAX ドライバー」を試打

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小倉:3本目はキャロウェイ クアンタムのMAXです。クアンタムシリーズの中ではスタンダードなポジション。後ろにウェイトがついていて慣性モーメントはわりと高めですけど、慣性モーメントが売りというよりは、いろんな人に合うポジションのクラブです。一番の特徴は「TRI-FORCEフェース」ですね。

鶴原:3層構造のフェースで、今まで以上にボール初速が出るという設計です。

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小倉:Qi4D MAXの方は全体的に大きく動かしてやっと動く感じですけど、クアンタム MAXはやろうと思えば軽やかに動いてくれる感じがします。芯を外したときの曲がりも、フェース面の補正があるのか少ない。「いいとこ取り」のような、いいバランスでできているクラブ。3モデルとも、打つと売れる理由が分かります。

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鶴原:クアンタム MAXが、見た目では一番アスリートっぽい感じがする。一番強い球が出る感じもしますね。打ち出しが低くて低スピンでピュンと飛ぶ感じがするのは、クアンタムのMAXかな。

3モデルを試打した印象とおすすめユーザー

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鶴原:3モデルの中で操作性が一番いいのはクアンタム MAX。打ってみて、一番球が強そうで低スピンなのもクアンタム MAXなので、この3本の中だと一番アスリートモデルっぽいのがクアンタム MAXです。

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小倉:私は、とにかく打点がバラついてもコース内に残ってほしいというニーズならG440Kですね。ただ、長さが標準で46インチなので、長さが苦手な人は少しだけ短い45.5インチのQi4D MAXの方がいい結果が出るかもしれない。単純にヘッド性能から考えると、打点のバラつきに対しての集球力、球を集める力はG440Kが高い印象です。

鶴原:どのモデルも「MAX」なんですよ。曲がりが少ない感じはどれもあるんですけど、PINGのG440KとテーラーメイドのQi4D MAXに関しては振り心地がだいぶ違う。全体的に昔の高慣性モーメントのクラブよりは、絶対に振りやすくなっています。

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鶴原:その中でも僕はテーラーメイドのQi4D MAXの方が、小さいヘッドを振っている感覚で曲がらない印象。G440Kの方は、後ろ側が重くなくなったような慣性モーメントという感じがします。

小倉:ヘッドで感じるのは、ターンさせやすいのはQi4D MAX。右のミスがより嫌ならQi4D MAX。つかまり過ぎまではいかないのがG440Kだと思います。

鶴原:自分は逆かもしれない。たまにバコッと左に来るのはG440Kの感じがします。ここは各ゴルファーとの相性がありますね。

小倉:Qi4D MAXは軽やかにターンして、G440Kの方が少し抵抗感がある感じはあります。それがどう働くかはゴルファー次第かもしれないですね。

鶴原:どれを使ってもロフトを間違わなければ、後悔はしないと思います。

小倉:どれも安定して飛ばしてくれるのは間違いない。それが自分の嫌なミスにつながらなければ、どれも後悔しないと思います。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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