渋野日向子、痛恨の「空振り」トリプルボギーにも動じなかった理由とは…全米女子プロ選手権初日、日本勢レビュー
日本勢は、2024年エビアン選手権優勝の古江彩佳が3アンダー69で8位につけた。畑岡奈紗、岩井明愛は2アンダー70の19位、渋野日向子、西村優菜が1アンダー71の27位に続いている。
優勝争いに割って入れるのは誰なのか。U-NEXTの独占ライブ配信で解説を務める天沼知恵子プロが各選手のプレーを振り返る。
万全の準備。想定内のミス。上位進出に期待の内容
古江彩佳選手は持ち前のショット力が、池やバンカーがしっかりきいた難コースのヘイゼルティン・ナショナルGCでも光っていました。火曜日に雨が降ってグリーンが柔らかくなり、風も弱かった午前中のコンディションもあって、非常に落ち着いたプレーができていると感じました。
連戦をいとわないイメージがありますが、この大会に備えては、前週の『マイヤーLPGAクラシック』をスキップしてきた。おそらく万全の調整を行ってくるだろうとみていましたが、その通りの状態の良さで、今週はかなり期待できると思います。
つまり、どう対処すればすればいいのか、本人が一番よく分かっている類のミス。明日以降に引きずる心配がまったくない。むしろミスが出てこのスコアなので、出ない日はどれくらい爆発してくれるのだろうか、とワクワクさせてくれる内容。全米女子オープンでも優勝争いを演じましたが、今回もそうした活躍をみせる可能性は高いとあらためて感じました。
西村優菜選手は後半の3連続バーディーが見事でした。予選落ちしたマイヤーLPGAクラシックから、ショットの状態はいいと聞いています。
「空振り」しても失速せず。渋野日向子、強さの理由
でも、彼女も先週からずっと、内容はとにかくいいです。加えて、通常のツアー戦で結果が出ていなかったとしても、メジャーになると無類の強さを発揮しますが、これは自分に対して厳しくなりがちな性格があらわれているのかも、と思っています。
もしも通常のツアー戦で、今日のようにトリプルボギーなどをたたいてしまったりしたら。おそらく「みんな伸ばせているのに、自分だけ何をやっているんだろう」と意気消沈してしまったことと思います。
初日は晴天微風で、グリーンもまだ柔らかかった。明日以降、風が強まったり、グリーンが硬くなってきたりすれば、渋野選手はさらに強さを発揮してくることと思います。