あの世界的名手すら掟破りの暴挙に… グリーンがボールを拒む難コースの全米OP、松山英樹に活路は?
今回の会場、シネコックヒルズGCは2018年大会で、フィル・ミケルソンがグリーン上でまだ止まっていないボールをパターで打ってしまう、という事件が起きたことでも知られる難関コースだ。
なぜそこまで難しいのか。松山英樹ら日本勢に勝機はあるのか。同会場で2004年に行われた全米オープンで4位に入った丸山茂樹のキャディを務めた杉澤伸章さんに聞いた。
週末に豹変。突然牙むく難コース
リンクス風で広々としていますが、フェアウェイもグリーンもかなりうねっている。見た目以上にアップダウンも感じます。そして、このコースの最大の特徴は「豹変ぶり」がすごい、という点です。
全米オープンは週末にかけてコースを硬く仕上げてくる傾向がありますが、シネコックヒルズはその中でも特に難易度の変化が激しいコースです。
予選ラウンドは柔らかめだったグリーンが、決勝ラウンドに入った土曜日の午後あたりから、急にパンパンに硬くなりました。
その結果、まだグリーンが柔らかい早朝にスタートしたトニー・フィナウとダニエル・バーガーが、予選をギリギリで通過したにもかかわらず、首位まで急浮上してしまうというとんでもない現象が起きました。
まさにリーダーボードが大きく動く「ムービングデー」の最たるものでした。
丸山プロは2日目を終えてトップに立ったのですが、それで3日目の遅い時間のスタートになり、グリーンが硬くなりすぎる状況にもろに直面しました。
あまりに硬くなったので、最終日まで芝がもたないと判断され、プレーの途中で散水が行われました。あのようなことは、後にも先にもほとんどみたことがありません。