敵は氷上の霜!?重くタフなアイスの戦いは今後の糧に カーリング男子12年ぶり五輪へ横浜開催は必ず活きる
コンサ阿部「出されたものの上で」、キット平田「また横浜に戻ってきます」
今回のチーフアイスメーカーは昨年に続き藤巻正氏だが、サブチーフに松村勇人氏や江田茜氏といった若く、そして近年の日本選手権でのプレー経験があるアイスメーカーが名を連ねて経験を重ねたのは意義のあることだ。
勝った栁澤だけではなく、例えばコンサドーレの阿部晋也は「やるほうからしたらタフなアイスだけれど、世界にはこういうアイスがあるのは事実です。出されたものの上で戦うしかない」と語り、それを攻略するのが醍醐味か、という記者の質問に対して「そうですね。楽しいけれど、めっちゃ疲れますね」と苦笑いで肯定した。
キットカーリングクラブの平田洸介も「トリッキーなアイスだったけれど読み切れなかった僕の力量不足です」と素直に認め、「また横浜に戻ってきます」と前を向いた。
優勝したSC軽井沢クラブ、リベンジを誓うロコ・ソラーレをはじめ、男子チームはまた夏の北海道ツアーを皮切りに次の4年間を歩み始める。
「男子カーリングもよろしくお願いします」とは取材最後に山口がメディアにしたお願いだ。山口らが出場した平昌大会から日本男子は五輪から遠ざかってしまっている。来年、三たび行われる横浜での日本選手権まで228日、2030年のフランスアルプス五輪開幕まで1325日。その道中で今回、重く難しいアイスを経験したことは、この先で必ず活きてくるはずだ。