【海外記者の目】日本はオランダをどう攻略する? W杯初戦の勝敗を分けるポイントを分析
SAMURAI BLUE(日本代表)は昨年9月のアメリカ戦を最後に敗れていない。パラグアイと引き分けた後、ブラジル、ガーナ、ボリビア、スコットランド、イングランド、アイスランドを相手に6連勝を飾った。もっとも、それらはすべて親善試合だ。今度はいよいよW杯本大会。真剣勝負の舞台はこれまでとは全く異なるものになるだろう。
2022年カタールW杯は日本の長所と短所を象徴するような大会だった。グループステージでは強豪ドイツとスペインを破り、グループEを首位で突破。しかし、その間に格下と見られていたコスタリカに敗れたことが、その後の運命を暗示していたとも言える。ノックアウトステージ1回戦(ラウンド16)では最終的に大会3位となるクロアチアと1-1で引き分け、日本はPK戦の末に敗退。悲願のベスト8進出はまたもお預けとなった。
今大会、日本はオランダ、スウェーデン、チュニジアと同じグループFに入った。4カ国の間に明確な力関係が存在するわけではない。オランダが本命と見られているものの、絶対的な存在ではなく、日本を含む残る3カ国にもノックアウトステージ進出の可能性は十分にある。
『スポーティングニュース』は6月8日(現地時間、以下同)、米国ニューヨークのアイカーン・スタジアムで行われたオランダ対ウズベキスタンの親善試合を現地取材した。オランダは終了間際のPKを含むコーディ・ガクポの2得点で2-1の勝利を収めたが、その試合からは、日本が4年前のドイツ戦のような番狂わせを起こせる可能性も見えてきた。
オランダ攻略の鍵は中盤の攻防
一方で、オランダはサイドからの崩しを得意としているわけではない。ガクポ、ドニエル・マレン、クリセンシオ・サマーフィルはいずれも純粋なドリブル突破を最大の武器とするタイプではなく、内側へ切れ込む形からチャンスを作る傾向が強い。そのため、日本としては守備ブロックの中央をいかに締められるかが重要になる。