【ティーチングプロ&クラブフィッターが試打】最新フォージドアイアン4モデルを打ち比べ!あなたに合う1本はどれ?

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売れ筋の最新フォージドアイアン4モデルを、ともにフォージドアイアンを愛用するクラブフィッターの小倉勇人さんとティーチングプロの石井良介さんが試打。キャロウェイ「X FORGEDアイアン」「X FORGED STARアイアン」、ブリヂストン「241CB アイアン」、ダンロップ「スリクソン ZXi7 アイアン」の4本について、それぞれの打感や形状、向いているプレーヤー像を語り合いました。

フォージド(軟鉄鍛造)アイアンの素材と打感の関係

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小倉:普段からフォージドアイアンを使っている2人が最新モデルを打って、それぞれの感想とフォージドのいいところ、どういう人におすすめなのか、などを話していこうと思います。

石井:フォージドは打感がいい、曲げたりしやすいといった部分も含めて人気ですよね。海外のキャロウェイや日本のブリヂストンもこういうモデルを出してくるということは、プロゴルファーが打感を求めているということだと思いますね。

今回試打する4モデルは素材の炭素含有量が違います。その違いを感じられているかというと、正直僕は疑問でもある。打っていて柔らかいとか押せる感じがするとかは、わりと後ろ側の造形によるのではと思っていた方なんです。あと、熱した鉄を急に水で冷ますと締まって硬く感じ、ゆっくり冷ますと柔らかく感じるといった製造過程による違いも大きいと思う。素材ありきではないと思っているんですけど、小倉さんはどうですか?

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小倉:まったく同じ形状で素材違いのアイアンを打ち比べないと分からないレベルです。形状や肉厚、過程によっても変わりますから。某パーツメーカーがほぼ同じ形状で素材違いのアイアンを出していて打ち比べたんですが、「こっちがS15C、もうひとつがS20C」と分かって打っているから、言われてみればそう感じるなぁ、くらいでした。

石井:もし逆と言われていたら、そうか?と言ったかもしれない?

小倉:プラシーボ効果は否めないと思います。でもフォージドモデルは、S15CでもS20Cでも芯に当たればどちらも気持ちいいですから(笑)。

キャロウェイ「X FORGED/X FORGED STARアイアン」を試打

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小倉:形状としてはX FORGEDは芯の裏側が分厚くなっています。

石井:逆にX FORGED STARは外周部に重量配分されていて、真ん中が少し凹んでいる。芯を広くした意図を感じますね。

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小倉:まずはX FORGEDから打ってみましたが、音もやはり静かですね。感触はとても柔らかく気持ちいい。ちょっと薄いんですけど、逆に高さが出てOKボールになった。

石井:実際にコースで打つとソールの違いで芝に当たったあとのリアクションが違いますね。

小倉:どっちも打感は芯で打つと柔らかい。本当に「柔らかい」「気持ちいい」「フェースに吸いつく」くらいしか言えない。でもこれが私にとってはとても大事で、打っていて「楽しい」「気持ちいい」がないとゴルフは楽しくない。

石井:同じ軟鉄でも、ちょっとムチッとしたものもあれば、カチッというのもありますからね。

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石井:ボールを押しつぶした感じみたいなものを感じますね。顔が前作よりも小さく見えるというか、尖った感じに見える。

小倉:ちょっとブレードが細くなったかな、くらいの印象はあります。

石井:ネックがすっきりしていて構えやすいです。ヒール側にボールを置いても打ちやすい感じです。

小倉:ネックの処理がはやめに入ったというか、懐が広く見えます。シュッとしてスムーズにされすぎた感もあるけど(ネックにつながるヒール側の形状が変更されている)。

石井:打感は分厚いというよりも軽さの方を感じる。

小倉:マッスルバックではなくてキャビティですからね。でも芯で打てば遜色ない感じがします。

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石井:X FORGED STARは今回の4モデルの中で一番キャビティのモデル。

小倉:一番外周に重量配分されているモデルです。

石井:これがいわゆる重心距離のいたずらですね。少しフェースの長さが長い分、同じように打つとフェースがちょっと戻ってこない。でも飛ぶんですよ。

小倉:ロフトも立っていますしね。

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石井:X FORGEDとX FORGED STARのソールを比較すると、X FORGED STARはリーディングエッジを落としているのはわりと多いんですけど、リーディングエッジからソールの頂点までの角度が急なんです。

小倉:盛り上がっていますよね。

石井:大げさに言うと丸く感じるというか、その分だけ刺しに行っても刺さらない。X FORGEDよりもある意味補助輪がついている感じがする。X FORGEDをうまく打てる人からすると、もしかしたら邪魔と思うくらいソールの特徴を感じやすいので、アイアンが苦手な人でもX FORGEDの良さを感じてもらうにはX FORGED STARの方がいいと思う。今年はX FORGEDがいいのは知っているが、X FORGED STAR推しです。

ダンロップ「スリクソン ZXi7 アイアン」を試打

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石井:もう発売して2年弱が経ちますが、いまだに軟鉄鍛造アイアンのランキングでは上位に入っています。

小倉:兄弟モデルのZXi5はいまだに1位2位を争っているアイアンですからね。

石井:スリクソン特有の、少しヒールが低い三角形のような顔のフェース面も特徴の1つですよね。

小倉:顔の好き嫌いはあると思います。自分はガチッとした受けがほしいので、ヒール側が低いと少し頼りなく感じる。

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小倉:打感は非常に柔らかくて気持ちはいいけど、ちょっと見た目よりもう少しヘッドが動いてくれてもいいかなという感じがします。

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石井:僕は個人的にはZXi7は前作の方が好きです。今回のモデルはちょっと詰まった感じが、ブリヂストンに寄ってきた感じがするんです。

小倉:でも、ちゃんとダンロップ側ですよ。

石井:もちろん、ダンロップ側です。スリクソン側だなとは分かります。実はZXi7はトップブレードが厚めで、前作やその前のモデルの方がトップブレードが細かったように思う。むしろ肉厚で押せる感じが、ZXi7には求められているのかなという感じがします。

ブリヂストン「241CB アイアン」を試打

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小倉:このモデルは顔的には4モデルの中で一番好きです。

石井:スリクソンとブリヂストンの大きな違いで、ヒール側の形状の作り込みが違います。

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小倉:振れば飛ぶという感じですね。キャビティ要素も少しあって打感もよく、構えた感じも好きです。あとはシャフトを合わせるくらいだと思う。フォージドアイアンのニーズに、どれもちゃんと合わせて作られているという感じがあります。

石井:241CBのソールは平らなんですけど、リーディングエッジとトレーリングエッジのところはちゃんと落としている。先の方は小さくなっている。あまり変わっていないと言いながらも、こういう細かいところが数度の単位でプロの要望などが反映されています。

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4モデルを打ち比べた印象

石井:改めてこの4モデルを打つと、確かに今回のキャロウェイのフォージドアイアン2モデルは打感の柔らかさを感じます。ボールに当たったあとに、柔らかさのあとに少し押せている感じがするのがブリヂストン「241CB」とスリクソン「ZXi7」。「打感がいい」とか「気持ちいい」とか「柔らかい」と言うけど、その「柔らかい」「気持ちいい」の意味合いはモデルごとに違う。4モデルが同じではないです。

小倉:皆さんに打ってもらいたいし、軟鉄鍛造のアイアンは芯で打ったときの感触が醍醐味じゃないですか。この世界は打っていただかないと深みには来ないです。

石井:自分の腕を磨きたいという人は、ぜひこういうモデルを検討してほしいと思っています。

小倉:この感触は練習量も増やしてくれますよ。芯をくった感触は非常に忘れられなくなるので、味わいたくなる。

石井:自分に合わせてグイグイ曲げられるから。

小倉:調角もできます。ぜひこの世界に足を踏み入れてください。

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著者プロフィール

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