渋野日向子はなぜ、海外メジャーに強いのか? 好発進を現地で目撃、上田桃子の「仮説」

塩畑大輔

【Photo by Sean M. Haffey/Getty Images】

 ゴルフの海外女子メジャー、全米女子オープンは、現地時間4日に第1ラウンドが行われた。日本勢では渋野日向子が3アンダー68で回り、首位と2打差の3位につけた。2019年に全英女子オープンで優勝。全米女子オープンでは一昨年が2位、昨年も7位に入るなど、海外メジャーでは圧倒的な実績を挙げてきた。今年も優勝争いに割って入るのか。U-NEXTのラウンドリポーターを務めた上田桃子が大会初日のプレーを解説する。

グリーンが硬さを増しても…揺るがぬ感触の良さ

 本当に素晴らしいラウンドだったと思います。まず、すごくいい集中力で回っているなと感じました。彼女のいい時は、表情からも集中している様子が伝わってくる。今日はまさにそういう印象がありました。ショットもすごく安定していました。そして何より「このパットを決めたい」というパットをことごとく決めていく流れがあったように思います。

【Photo by Ryan Sirius Sun/Getty Images】

 パットもショットも、よくないときは誰しもリズムが速くなるものですが、それもほとんど見受けられませんでした。強いて言うなら、ボギーを打った前半2番のパットくらい。ショットについても、力み、打ち急ぎが出がちな強い向かい風の状況であっても、本当にゆったりとしたリズムで打てていました。

【Photo by Ryan Sirius Sun/Getty Images】

 正直、状況には恵まれていなかった気がします。公式練習日から初日の朝にかけて、ずっと柔らかかったグリーンが、午後になって急に硬くなってきたように見えました。実際、他の選手たちも「急にボールがグリーンに弾かれるようになって大変だった」と語っていたそうです。でも、その午後にプレーしたはずの渋野選手本人は、あまりそうは感じていないようでした。それくらい、自分のショット、アプローチの感触がよかったのかなと。

【Photo by Sean M. Haffey/Getty Images】

 展開としては、1番ホールでしっかりバーディを取れたことで、落ち着いてプレーできたのかなとみていました。そして何より、後半12、13、14番と距離の長いホールが続くあたりを、ボギーなしで乗り切ったのが大きかった。よりいっそう風が強まる夕方になると、あの一連のホールが向かい風の影響でより長く、難しく感じられる。それが今回の会場、リビエラカントリークラブの特徴のひとつなんですが、そこでスコアを崩さなかったことが、このスコアで初日を終えた最大の要因だと思います。

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著者プロフィール

1977年4月2日茨城県笠間市生まれ。2002年に新卒で日刊スポーツ新聞社に入社。サッカーの浦和レッズや日本代表、男子ゴルフ、埼玉西武ライオンズなどの担当記者を務める。2017年にLINE NEWSに移籍し、トップページの編成やオリジナルコンテンツ企画を担当。note、グノシーをへて、2024年7月からU-NEXTに所属。

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