カーリング日本選手権は2030年五輪への第一歩  各チームに新戦力加入、注目カードは?

竹田聡一郎

今年も日本選手権は横浜BUNTAIで7日から行われる(写真は昨年のもの) 【写真:松尾/アフロスポーツ】

 日本カーリング選手権大会横浜2026が6月7日に開幕する。

 初の首都圏開催となった昨大会は男女共に決勝は大接戦となり、男子はメジャー決着、女子はエキストラエンド決着という近年稀にみる激戦を、男子はSC軽井沢クラブ、女子はフォルティウスが制した。今季はどんなドラマが待っているだろうか。

世界ツアーで結果を出した若手チームが悲願の初優勝を狙う

昨年大会で優勝したSC軽井沢クラブ 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

 ディフェンディングチャンピオンの男子のSC軽井沢クラブはミックスダブルスで世界選手権銀メダル獲得の実績があり、日本選手権もコンサドーレ時代に3連覇を経験している谷田康真をフィフスに迎えた。念願のコルティナ五輪出場は逃してしまったが「まだチームも個人も伸びると信じている」と山口。即戦力という意味ではこれ以上の補強はないだろう。

 そのSC軽井沢クラブと8日の初戦で対戦するKiT CURLING CLUBは、今季後半から北見工大の青柳剛を加えた。リードに目黒良太を置き、青柳はセカンド、サードに日本代表に数シーズンスポット参戦して経験を積んだチャンスメーカーの臼井槙吾、スキップを2018年平昌五輪代表の平田洸介が担う。まずは2次リーグ進出が現実的な目標ではあるが、どのチームもアイスが読めていない初日からショットが噛み合えば3年ぶりのファイナルも狙えるポテンシャルは秘めているだろう。

 男子Cブロックはこの2チームを軸にミックスダブルス王者の青木豪を擁する札幌国際大、ジュニア日本代表のチーム佐藤が追う展開となりそうだ。京都CAは横浜初勝利を目指す。

 男子Dブロックは昨年決勝で惜敗したLOCOSOLARE、3位のコンサドーレが軸になるだろう。

 SC軽井沢クラブの谷田同様、LOCOSOLAREは宿谷涼太郎、コンサドーレは中原亜星、それぞれフィフスにオールラウンダーを抜擢して準備万端だ。

 LOCOSOLAREは昨大会決勝のエキストラエンドまでSC軽井沢クラブと戦った経験がある。コンサドーレは昨年9月の五輪代表候補決定戦でSC軽井沢クラブに惜敗した。LOCOSOLAREはグランドスラムに新設されたU25のタイトルを、コンサドーレは3月の軽井沢国際を、それぞれ勝ち抜いた。今季は好調を保っており、どちらも勝つ理由は十分にあり、王者へ届く鋭い牙を持ったチームだ。ファイナルまでの道のりを考えると6月10日の両軍の直接対決が、王者への挑戦権の第一ラウンドといったところだろうか。

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著者プロフィール

1979年神奈川県出身。2004年にフリーランスのライターとなりサッカーを中心にスポーツ全般の取材と執筆を重ね、著書には『BBB ビーサン!! 15万円ぽっちワールドフットボール観戦旅』『日々是蹴球』(講談社)がある。カーリングは2010年バンクーバー五輪に挑む「チーム青森」をきっかけに、歴代の日本代表チームを追い、取材歴も10年を超えた。

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