週刊MLBレポート2026(毎週木曜日更新)

大谷翔平、メジャー通算300号・日米通算350号を前に… 統計学的な見地から予測すると最終的な通算本塁打数は?

丹羽政善

20日(※日時はすべて現地時間)、今季8号本塁打を放った大谷。5月は2本塁打とペースを落としている 【写真は共同】

通算300号到達ランキングで上位に食い込めるか?

 ようやく復調してきた大谷翔平(ドジャース)だが、角度がついても、あとひと伸びがなかったり、スライスがかかってファウルになったり、あるいは、ラインドライブがかかりすぎたりと、なかなか打球がフェンスを越えない。今の状態がキープできるならば、遅かれ早かれ、ホームランが増えるはずだが、さすがに打てないスパンが長い。

 4月12日に今季5号を放つと、本塁打の数がメジャー通算285本となり、5月終わり――ちょうど、今ごろまでには通算300号に達するかと思われたが、5月25日の試合を終えて通算288本。4月13日以降、38試合でわずか3本塁打なので、これまでにないペースダウンとなっている。
 
 当然、見えていた記録も遠くに霞む。以下に通算300号に最速で達した選手をリストにまとめた。試合数では、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)が1位で955試合。大谷は、25日の試合を終えて1067試合(投手のみの出場は含まず)なので、あと20試合以内に12本を打てば2位ということになるが、さすがにハードルが高い。4月12日に通算285号を打った時点で、54試合以内に15本を打てば2位という状況だったが、4位以内も微妙になってきた。とはいえ、史上トップ5というレベルなので、ハイペースであることに変わりはないのだが――。

【参照:MLB.com】

 年齢で見ると、最年少で通算300号に到達したのはアレックス・ロドリゲスで27歳249日。ジャッジは32歳110日。大谷は26日現在、31歳325日。

 ジャッジも大谷も、決してデビューした年齢が若くないので、今後、通算500号を見据えた場合、加齢による衰えがどう影響するか、ということになりそう。ちなみに過去5年、2人のペースはこんな感じで拮抗している。

大谷翔平vsアーロン・ジャッジ 過去5年の累積本塁打 【筆者作成】

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著者プロフィール

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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