一時は2位に浮上、松山英樹の失速はなぜ… 全米プロ選手権最終日日本勢レビュー

塩畑大輔

【Photo by Richard Heathcote/Getty Images】

 ゴルフの海外メジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権の最終ラウンドが米国時間17日に行われた。

 松山英樹は序盤に2つスコアを伸ばし、その段階では首位に2打差の2位に迫った。だがその後はスコアを落とし、通算イーブンパー280の27位に終わった。

 初日終了時点で首位に立った久常涼ら他の日本勢も含めて、U-NEXTの「日本勢徹底マークチャンネル」で解説を務める宮里聖志プロに今大会でのプレーを振り返ってもらった。

曲がるドライバー。困難を極めるコース攻略

――序盤は優勝するのではないかという期待感も高まった

 確かにそうですね。2つスコアを伸ばした直後の6番パー4でも、2メートルのバーディーチャンスにつけていましたし、本当にいけるんじゃないかと思いました。

 でも、ティーショットの高い精度が求められるメジャーのコースセッティングの中で、大会を通して苦しんでいた部分が最後に出てしまいましたね。

最終ラウンドのフェアウェーキープ率は35.71%。82選手中70番目の数字だった 【Photo by Emilee Chinn/Getty Images】

 初日はミスがほぼ左だったのが、昨日あたりから両方向に行き出しました。

 どちらか一方だけにミスが出る状況よりもはるかに、調整もマネジメントも難しくなります。それがはっきりとスコアに出てしまったかなと。

 アイアンは素晴らしかったです。最終18番パー4でもドライバーを隣のホール近くまで大きく右に曲げながらも、セカンドショットでピン奥からのバーディーチャンスに持ってきました。

 あの状況で距離を合わせて打っていくのは、なかなか難しいと思います。

難しいパットを決め続けるにも限界は…

――ドライバーの不調をよくカバーしていた

 そうですね。初日からアプローチもよく、パターも入っていました。

 ただ、最終日はパーパットが決まらない場面も出てきました。ティーショットが乱れる分、グリーンを外すケースも出てくる中で、負荷はかかってしまっていました。

 距離のあるパーパットを、ずっと入れ続けることでカバーしていくというのは、やはり難しいです。

最終ラウンド後半はボギーが4つ先行する苦しい展開で進んだ 【Photo by Emilee Chinn/Getty Images】

 今年はドライバーショットがうまくいっていない週が多いですよね。

 でも本当に紙一重だと思います。良くなるときはあっという間に良くなると思うので。

 スイング自体がそんなに悪いようにも見えませんし、アイアンもいい。だから、自分に合うドライバーシャフトなどが見つかるといいと思います。ちょっとしたことで、すごく良くなるはずです。

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著者プロフィール

1977年4月2日茨城県笠間市生まれ。2002年に新卒で日刊スポーツ新聞社に入社。サッカーの浦和レッズや日本代表、男子ゴルフ、埼玉西武ライオンズなどの担当記者を務める。2017年にLINE NEWSに移籍し、トップページの編成やオリジナルコンテンツ企画を担当。note、グノシーをへて、2024年7月からU-NEXTに所属。

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