【試打解説】打ち比べたからこそ違いがわかる!最新ユーティリティ売れ筋3モデルを比較してみた

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最新ユーティリティの中から売れ筋の3モデルを、クラブフィッターの小倉勇人さんとティーチングプロの石井良介さんが試打。PING「G440 ハイブリッド」、キャロウェイ「クアンタム MAX ユーティリティ」、テーラーメイド「Qi4D レスキュー」の3本について、それぞれの個性や向いているプレーヤー像を語り合いました。

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売れ筋クラブを2人で試打

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小倉:今回は話題の最新ユーティリティ3つを2人で打っていきます。ただ、番手が3つとも違います。Qi4Dレスキューが5番、クアンタム MAXユーティリティが4番、G440ハイブリッドが3番です。

石井:飛んだ・飛ばないじゃなくて、モデルごとの打感や振り心地の話をしていければということですね。

特にこの3モデルがとても極端で、クアンタム MAXは細くて長い。

小倉:よりアイアンっぽさを見せている感じがありますね。

石井:逆にQi4Dはちょっと詰まって、小さく丸い感じがする。こうしてみると、その中間にG440がいると改めてわかります。

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小倉:この中でどれが売れているかというと、やはりG440ハイブリッドがユーティリティのジャンルでは圧倒的と言っていいほど大きなシェアを持っています。

石井:2025年発売ですけど、前作のG430も含めたらずっと売れている。ゴルフ場に行って見ない日はないくらい、誰かがPINGのユーティリティを持っていますね。

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小倉:その秘密を我々が打って感じれば面白いかと思います。それに対抗する2社が、キャロウェイとテーラーメイドです。キャロウェイのクアンタム MAXユーティリティは、MAXといいながらも形状的にシャープで小ぶりなユーティリティ。よりアイアンライクに打ちたい人にはいいと思います。

石井:テーラーメイドのQi4DレスキューはコアモデルとQi4D MAX LITEがありますが、今回は売れているQi4Dコアモデルを試打して話をしようと思います。

PING「G440ハイブリッド」(3番20°)を試打

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小倉:売れているPINGのG440ハイブリッドから始めましょう。少しかぶり気味に入ったんですけど、しっかり球は上がってくれます。3番は20°で、カチャカチャである程度調整もできる。長くても当てやすい印象がありますね。

石井:本当に顔がきれいになりましたよね。

小倉:デカいのはドライバーだけですよね。フェアウェイウッドもユーティリティもわりとシャープで、すごく構えやすくなりました。20°でこれだけ浮いてくれればいい。サラッと振ってサラッと上がる。PINGのフェアウェイウッドは打点のミスに強い印象がありますが、ユーティリティはそれに加えて当てやすい印象を感じました。

普通、重心が深いものは少しコントロールしにくかったりするんですけど、もともとの奥行きがないという点もあるのか、ちゃんと当たるという感じがあります。

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石井:打感・打音が年々上品というか、上質になっているというのがPINGの印象。ロフトが立っていてもちゃんとつかまるのはメリットだと思います。普通、ロフトが立っているクラブはつかまらない印象の方が多いと思うけど、PINGのクラブはしっかりつかまる。20°とは思えないボールの浮き方ですよ。

自分が使うならおそらく重いシャフトを入れると思います。カスタムシャフトやリシャフトをする人もいると思うけど、最初から重たいシャフトが入っているものを選ぶのもいい。フィッティングありきという意味でも、さすがの一点ですね。20°が好きで4番を買ったり、もうひとつ上を買ったりもできる。

小倉:2番もありますからね。2番を設定しているメーカーは少ないですから、ティーショットの武器にもなりそうです。

テーラーメイド「Qi4Dレスキュー」(5番25°)を試打

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石井:テーラーメイドのQi4Dを試打します。顔を見た感じで一番テーラーメイドらしいと思うのは、フェース面の見え方とトップブレードの見え方が違うことです。だいたい開いている。開いていると思うか、左に飛びそうにないとポジティブに捉えるか。フェアウェイウッドとも作りが揃って使える、ということですね。フェアウェイウッドを打ったときと同じ弾道です。

ポンと置いたときにトップラインが深くて右を向いて見えるので、これを閉じて構えると左へ行く気がする。置いて右を向いている感じがするので、左を怖がらずにしっかりつかまえにいくといい感じがします。打感はPINGとはちょっと違う。PINGの方が柔らかい感じで、逆にテーラーメイドのQi4Dの方がギュッとそこに詰まっている感じがします。

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小倉:決して右に向かないですね。ロフトより上がるわけでもないし、でもちゃんと高さが出ている。当てやすい。ロフトが一番多い番手ですけど、つかまる感じがないのはいいですね。安定感バツグンで、自分が考えているユーティリティのイメージにスポッと入る感じです。

石井:形状でみても一番団子というか、丸っこい感じがする。

小倉:奥行きはあるけど、ボテッとしているようには見えないし、意外と前後が短い。だからわりとウッドっぽく打ちやすくなっている。でも左に行かないという、すごく工夫されている感じがあります。

キャロウェイ「クアンタム MAXユーティリティ」(4番21°)を試打

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小倉:結構スリムなので、全然球が上がらないというか強い球がビュンと出るのかなと思ったら、そうでもない。ちゃんと上がってくれる。3モデルで一番左に行かない安心感はあるかな。もっとつかまえにいっていいんだと、打っていて感じます。

石井:ユーティリティはシャフト選びが難しいという声がよくあります。ヘッドで左に飛ばさないようにしておきましょうか、という感じがしますね。

小倉:まず入り口はヘッドですからね。つかまえにいってもまかない。重心の浅さを感じるのでアイアンっぽく打てます。

石井:僕も初めて見たときに長いなと思った。

小倉:細いからそう見えるんです、余計に。

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石井:この3モデルで打感はこれが一番好きです。200ヤードや190ヤード、それ以上の距離を打たなければいけないクラブなので、ある程度クラブの方から「私飛ばしますから大丈夫です感」を出してほしい。このモデルは硬いとか嫌だという感触ではない。確かにフェースが開こうとする力をスイング中に感じますね。

小倉:石井さんは軽やかに弾くのが好きなのね。モチッとくっ付かれるよりは、パンと弾いてくれるけど軽やか感があるというか。急激にかぶって戻ってくる感じはないです。

石井:よく言えば、左には行かない。悪く言えば、つかまりに関しては右に抜ける可能性はある。そこはシャフトとかで変えられるかな。オートマチックにつかまるのではなく、自分でちゃんとつかまえにいくクラブですね。

小倉:自分はつかまえにいってちょいドローだから、振っていてわりといいなと感じました。

試打3モデルの印象

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小倉:3本の中で一番助けてくれるのは、やはりPINGのG440。当てやすいし、多少打点がズレても球が散らからない印象です。

石井:オートマチック感は一番感じますね。

小倉:自分が振っていて心地よく球がまとまりそうなのがテーラーメイドのQi4D。この中で一番作り込みたいのはキャロウェイ クアンタム MAX。このまま使うならPING、多少重量調整などできっちり距離を作り分けしたいならテーラーメイドのQi4D、自分でしっかり遊ぶならキャロウェイ クアンタム MAX。それぞれの特徴を感じた試打でしたね。

石井:この顔の作りからすると、テーラーメイドのQi4Dはロフトが多いものを使いたい。

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小倉:どんどんロフトが増えても左に行く要素を見た目的にも消してくれていますからね。

石井:クアンタム MAXとG440はロフトが立っていてもいいなと思うんですけど、Qi4Dのこの顔はもう少し寝ているロフトはないんですか?と思うくらい。30°近いロフトを入れたら構えやすいなと思います。

小倉:7番アイアンを抜かなきゃいけなくなりますよ(笑)。

石井:人気の3本のユーティリティとはいえ、打った感じ・弾道・作り方も違うんだなというところで、ぜひ参考にしていただければと思います。

小倉:打ち比べてみると面白いですよ。

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ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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