データ分析・二軍で光る男たち2026

【二軍で光る男たち】ドラ1ルーキーが見せる圧巻のミート力 DeNAは2年目の剛腕2人がチームを救うか?

データスタジアム株式会社

ヤクルトのルーキー・松下歩叶(左)とDeNAの2年目・若松尚輝(右) 【写真は共同】

 各球団のファームでは、若手やベテラン選手たちが一軍昇格を目指して奮闘している。今回は巨人、ヤクルト、DeNAのファームで一軍で活躍が期待される選手や支配下昇格を目指す選手の動向をデータから追っていきたい。

※表データはすべて2026年5月10日終了時点。本文は5月14日時点

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育成右腕が支配下を手繰り寄せる好投

【データ提供:データスタジアム】

 一軍先発陣の与四球数がリーグ最多となってしまっている巨人。ストライク率でトップに立った又木鉄平は、3月の二軍戦で結果を残して4月3日からは一軍に同行。25日のDeNA戦では2番手としてマウンドに上がり、3回1/3を無失点に抑えてプロ初白星を手にした。昨季は与四球率3.73に落ち込んだ戸郷翔征は、二軍ではあるもののその数字を1.41まで良化させると、5月4日から一軍に復帰している。3位にランクインした育成の園田純規は、昨季二軍で8勝0敗、防御率1.42と抜群の成績を残したブレーク候補。今季もローテーションを守っており、5日のハヤテ戦では9回無四球無失点の快投を披露した。

来日6年目の育成助っ人は変化球への対応力が向上

【データ提供:データスタジアム】

 一軍はチーム打率がリーグ5位と振るっておらず、特に変化球に対しては打率1割台と苦戦。一方で二軍の野手陣は、変化球への対応力に優れた若手がアピールを続けている。来日6年目を迎えたティマは、ここまで放った2本塁打がいずれも変化球を捉えたものであり、昨季の変化球打率.254から大幅な改善を見せている。念願の支配下昇格へ向けて、さらなる結果を残していきたいところだ。高卒2年目の石塚裕惺は、主力のアクシデントもあって一軍での出場機会をつかむと、4月22日の中日戦でカーブを捉えてプロ初打点となる適時三塁打を放った。3位タイの萩尾匡也と浅野翔吾も二軍で3割に近い打率をキープしており、一軍昇格の機会をうかがっている。

支配下を狙う若手選手が猛アピール

【データ提供:データスタジアム】

 セ・リーグの首位争いをリードしているヤクルトは、ファームでも若手投手が好投を続けている。育成の西濱勇星はここまで2先発を含む7試合に登板し、防御率2.40をマーク。5月5日の中日戦では5回3安打1失点と試合をつくるピッチングを披露した。同じく育成の佐藤琢磨は13試合に救援登板して防御率0点台を記録しており、貴重なリリーフ左腕として期待がかかる。両投手ともファームの舞台で腕を振り、開幕前に支配下契約を勝ち取った廣澤優に続きたい。3位に入った高橋奎二もここまで二軍で防御率2.31を残しており、一軍の先発陣にさらなる厚みをもたらす存在となれるか注目だ。

ドラフト1位ルーキーがコンタクト能力の高さを示す

【データ提供:データスタジアム】

 野手陣では、ドラフト1位ルーキーの松下歩叶が高いコンタクト能力を発揮。春季キャンプ中に故障で離脱したものの、4月11日に公式戦デビューを果たし、以降は二軍で実戦経験を重ねている。ここまで打率.299をマークしており、72打席で喫した三振はわずか5個。一軍の舞台でそのバットコントロールを披露する日も遠くはないかもしれない。育成出身の橋本星哉は今季自身初の開幕一軍入りをつかみ、3月28日のDeNA戦では犠飛を放ってプロ初打点を記録。現在は二軍で調整となっているが、再びの一軍昇格に向けて研さんを積んでいる。3位に入った松本直樹も一軍の正捕手争いに入り込むべく、好調を維持してアピールを続けたいところだ。

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著者プロフィール

データスタジアム株式会社は、スポーツデータの分析・配信などを行う企業。野球、サッカー、バスケットボール、卓球などの試合内容をデータ化・分析し、情報を各種メディア・チームなどに提供・配信する。

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