ポケモンにハマるクリス・セールの素顔に迫る サイ・ヤング賞左腕が認める「大谷翔平にしかできないこと」
若いコレクターから憧れられる存在
2打席目はショートゴロ。適時打を許した3打席目は内角高めを狙った初球がやや低めに。ボール球だったが、大谷が引っ張ると速い打球が一、二塁間を抜けていった。ただ、ミスがなければ大谷は空振りをしていたのではないか。いずれにしても2人の駆け引きには見応えがあった。
さてそのセール。3日前にはチームメートのディラン・リーと一緒にシアトル郊外のベルビューという街にいた。そこにはポケモンの米国本社があり、見学に訪れていたのである。
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そのことを次の日、やはりポケモンカードを集めているマリナーズのジョージ・カービーに報告すると、「えっ、一緒に行きたかったのに」と残念そう。
その日は彼の登板日だったので声を掛けなかったのだが、彼のロッカーの小物を入れる引き出しには、ポケモンカードがぎっしり。
「ここにあるものは、これからPCAに送ろうと思っているものなんだ」
メジャーリーガーとの会話でPCAという言葉が出たら普通はカブスのピート・クローアームストロングのこと。しかし、セールやカービーらとの会話ではカードの鑑定、および格付けを行う会社のこと。
「ただ、2月に送ったカードがまだ、戻ってこない。混んでるみたい」
その通りで、昨今のトレーディングカードブームの影響が、そんなところにも及んでいた。
「セールとも一度、話をしてみたい」
今回、それは叶わなかったようだが、レアカードを何枚も所有するセールは若いコレクターらにとって憧れの存在。昨年は、ジェーコブ・ミジオロウスキーから声を掛けられた。
「オールスターのときだったかな。彼は裏地にルギアがプリントされたジャケットを着ていて、そこから話が弾んだ」
ポケモンの米国本社を後にし、ウーバーを待っている間に、セールがそう振り返った。