【BリーグCS優勝予想】解説者・ライターが推す本命は? 名前があがったのは4クラブ

【(C)B.LEAGUE】

 5月7日からスタートする「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26」。

 今企画ではBリーグ中継の解説者、Bリーグを追うライター陣に「CS優勝予想」をリクエスト。現行レギュレーションで最後のBリーグチャンピオンにどのクラブが輝くのか!? 優勝予想とともにチームの現状、注目選手などを聞いた。

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個人的に遅いPACEに好感

石崎巧(元日本代表)

【優勝予想】群馬クレインサンダーズ

スマートなプレーに評価が高いブラックシアー・ジュニア 【(C) B.LEAGUE】

 勝てるチームの要件として最も重要視されるべきは戦力と戦術のマッチングだと思っている。

 トレンドに追随し3ポイント多投型のチームスタイルを採用しても、現有戦力に高い3ポイント決定力とオープンな3ポイントをクリエイトする能力がなければ戦術は機能しない。

 3ポイントの試投割合が高く、かつ3ポイント成功率が高いチームはいくつかあり、なかでも安定の条件となるDEFRATE(ディフェンスレーティング)の充実を兼ね備えるのは長崎ヴェルカ、そして群馬クレインサンダーズ。

 個人的には群馬の遅いPACE(ペース)に好感を持っている。プレースピードの速さに比して増す判断ミスの発生を抑制しているように思う。なにしろケリー・ブラックシアー・ジュニアのプレー判断が優秀すぎて怖い。47.9パーセントの確率で3ポイントを決めるくせに、インサイドの役割を重視し平均1.6本しか打たないのだとすれば賢すぎる。

 数年前を思い起こさせるシーズン後半の仕上がりをみても、カイル・ミリングHCの手腕に特別な何かを感じずにはいられない。

CSにも対応できる戦術を有する

大島和人(球技ライター)

【優勝予想】群馬クレインサンダーズ
 B1最後のCSは出場8チームが47勝から41勝の間にひしめいている。微差の中で勝敗を分けるのは「コンディション」「レギュラーシーズンとは違う戦いへの適応」「経験値」だろう。

 私は群馬クレインサンダーズを推す。3月4月と尻上がりで浮上した戦いぶりが印象的だったし、トレイ・ジョーンズを最後の6試合に休ませて先に備えた。他は主力に離脱者が見当たらない。

 ポストシーズンはお互いが徹底して分析し合うため、守備優位の「遅い」展開になりやすい。群馬は平均失点がB1最小(73.0)で、遅攻に強みがあり、オフェンス効率はB1最高。経験値の部分も辻直人、藤井祐眞と頼もしいベテランがいる。さらにカイル・ミリングHCとケリー・ブラックシアー・ジュニア、中村拓人は2シーズン前に広島ドラゴンフライズで、コー・フリッピンは3シーズン前に琉球ゴールデンキングスでCS制覇を経験している。

ハイスペックなラインナップが武器

朴航生(バスケットボールコメンテーター)

【優勝予想】長崎ヴェルカ

攻防において活躍した馬場 【(C) B.LEAGUE】

 Bリーグ10周年、B.革新を来シーズンに控え、最後のB1王者になるのは高速化する現代バスケットボールをリーグに持ち込み、ハイスペックなラインナップが織りなすトータルバランスも高水準な長崎ヴェルカの初優勝に一票を投じたいと思う。

 日本が誇るベストディフェンダーでスラッシャー+3ポイントまである馬場雄大、アジアのベストショットメイカーのイ ヒョンジュン、そしてジャレル・ブラントリーとスタンリー・ジョンソンのダブルエースがCSモードのギアを見せてくれるはず。

 懸念されるとすれば、個の力が高いがゆえに孤立した際のオフェンスの質の低下。さらに、クォーターファイナルで対戦するアルバルク東京をはじめ、ビッグラインナップを擁するクラブへの対応が鍵となる。特にディフェンス面が、CS勝ち抜きのポイントになりそうだ。

リーグの歴史を変える新たな価値観

吉川哲彦(バスケットボールライター)

【優勝予想】長崎ヴェルカ
 今回のCSもいわゆる常連クラブが多くを占める中、一際異色の存在感を放つのが初出場の長崎ヴェルカだ。Bリーグ発足時に影も形もなかった長崎は、B3参入から最速でのB1昇格を果たし、まだ創設5シーズン目。そのスピード感に加え、既成概念を打破する独自のバスケットスタイルを好成績に結びつけたことが、他クラブにない長崎の魅力だ。

 B1昇格後の3シーズンはホームゲーム全試合でチケット完売と地域のバスケ熱も高まる一方の長崎は、既にリーグ史上最高の成功例と言っていい。西地区初優勝も達成し、その勢いのまま頂点まで駆け上がり、リーグの歴史を変えるとともに新しい価値観をバスケ界に広げていくという期待を抱かせる。

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著者プロフィール

日本バスケを盛り上げよう! 2016年に生まれたプロバスケットボールリーグ、「Bリーグ」と時を同じくして立ち上がった、日本バスケの魅力を伝えるバスケットボール専門サイト。男女日本代表、NBA、高校バスケもアツくフォローしています。

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