“B2最後の王者”をかけたプレーオフ 活躍が期待される選手は?

B2プレーオフを盛り上げる注目選手8名をピックアップ 【(C) B.LEAGUE】

 B2プレーオフは5月1日から各地でスタート。レギュラーシーズンで熱戦を繰り広げた精鋭8チームが“B2最後の王者”をかけて戦う。ここでは、各チームから注目選手をピックアップ。彼らの活躍がチームの浮沈を握っている。

【神戸ストークス】ヨーリ・チャイルズ…攻守にわたりペイントエリアを支配する大黒柱

B2最強チームを牽引したチャイルズ 【(C) B.LEAGUE】

 B1佐賀バルーナーズで過ごした過去2シーズンも対戦相手に脅威を与えていたフィジカルを生かし、アイザック・バッツとともに強力なインサイド陣を形成。リバウンドのタイトルを獲得したほか、得点ランキングも2位と攻守にわたってペイントエリアを支配したことが、昨シーズンはプレーオフ進出もかなわなかった神戸が西地区優勝まで大躍進する原動力となった。佐賀での1シーズン目は40パーセントを切っていたフリースロー成功率が70パーセントを超えたうえ、試投数は少ないものの、3ポイントシュートも40パーセントに迫る高確率とアンストッパブルなスコアラーに進化。今シーズンは全60試合に出場し、総出場時間がリーグ最長だったことも考えると、レギュラーシーズンMVPの最有力候補と言っていいだろう。最も計算できる選手として、プレーオフでも抜群のインパクトを残すに違いない。

【信州ブレイブウォリアーズ】土家大輝…アグレッシブな姿勢でチームをけん引するスコアリングガード

高い得点力が土家の魅力 【(C) B.LEAGUE】

 174センチとガードとしても比較的アンダーサイズの部類だが、それゆえのアグレッシブな姿勢でチームを勢いづけるスタイルが最大の持ち味。飛躍を誓って移籍してきた今シーズン、スターターでの出場は25試合にとどまったものの、シーズンを通して長い出場時間を与えられ、日本人選手ではリーグ2位となる1試合平均12.1得点、ランキング5位の同5.0アシスト、同4位の3ポイントシュート成功率39.2パーセントとB1経験者の確かな地力を発揮した。特別指定選手の経験もあるため、まだ26歳にもかかわらずBリーグではすでに6シーズン目となるが、ミニバス時代から全国の舞台でも上位に勝ち進んできた土家にとって、プレーオフ進出は第一段階をクリアしたにすぎない。東地区優勝に大きく貢献したスコアリングガードとして、信州を7シーズンぶりのリーグ制覇まで導くことがゴールだ。

【福島ファイヤーボンズ】中野司…チームトップの得点力とリーダーシップを備えるシューター

新天地で中野は飛躍した 【(C) B.LEAGUE】

 特別指定選手時代も含めて7シーズンにわたってB1レバンガ北海道でプレーし、対戦相手に脅威を与えてきたシューターは、B2でその実力を余すところなく発揮。一時ケガで戦列を離れた時期があり、出場は48試合にとどまったものの、コートに立てば安定して2ケタ得点を挙げ、実力派の外国籍選手を抑えてチームトップの得点をたたき出した試合も幾度となくあった。3ポイントシュートが1本も成功しなかった試合は5試合しかなく、1試合平均得点でリーグ3位という福島のオフェンスの一翼を担う存在だ。年齢的にも脂が乗り、大幅にロスターを入れ替えて臨んだ今シーズンの福島においては、経験値やリーダーシップという点でも大きなカギを握ってきた。自身初の移籍を経てたどり着いたプレーオフの舞台でその役割を全うし、プレーのみならず精神的にもチームを引っ張ることができるかが問われる。

【愛媛オレンジバイキングス】古野拓巳…低迷期を支え大躍進を導いたリーグを代表する名ガード

古野のリードでクラブ初のプレーオフに 【(C) B.LEAGUE】

 これまでプレーオフ出場が一度もなく、昨シーズンに至ってはわずか5勝ともがき苦しんできた愛媛が今シーズン大躍進したのは、実績のある選手の補強が功を奏したことは確かな一方で、在籍4シーズン目の古野の存在も決して忘れてはならない。移籍加入直後から続いていた全試合出場が途切れ、アシスト数も減ったものの、スターターの司令塔としての存在感は変わることなく、ロスターの約半数が入れ替わったチームを統率。Bリーグでの10シーズンのうち9シーズンをB2で過ごしてきたリーグを代表する名ガードは、B2最後のシーズンにかける思いも人一倍強いだろう。B2初年度のレギュラーシーズンMVPやB1昇格など数々の栄光に浴しながらも、低迷期の愛媛を引っ張ってきたフロアリーダーが、ホーム開催も実現した念願のプレーオフで誰よりも躍動し、チームを勝利に導くことを期待したい。

1/2ページ

著者プロフィール

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント