バドミントンが「15点制」に変更 ロス五輪出場争いで問われる対応力
日本は変更に賛成票「選手のコンディションを大事に考えた」
「(総会前に国内で)かなり議論を重ねた。27年からワールドツアーが新しいサイクルに入り、日程と大会数がかなり増える。BWFワールドツアースーパー1000に関しては日数も(6日間から11日間に)長くなる。選手のコンディションを大事に考えた。運営面でも人手不足、審判不足の問題もある中、効率化も図っていけるだろう。試合運営の点も考慮した。(国内では)3月の中学生の全国大会でも導入し、試合のテンポを確認した。大きな混乱はなく、手ごたえも感じた。(競技の魅力については)見る人にとっては、テンポがよく、見る時間としても(短縮化され)適度になっていくのではないかと、BWFと同じ考え方を持っている」
選手へのヒアリングがどの程度なされたかは定かでないが、戦略強化本部の意見を聞いた上での決定と明かした。
来季の日本代表選考に影響、全日本総合でも15点制導入の可能性
大野事務局長は「1点の重みが大きくなる。試合の入り方、勝負強さがより重要になってくるところに注目している。特に、長いラリーで流れを作る選手にとっては(持ち味を)発揮できる時間が、総体的に短くなる可能性がある。短い展開で得点をどう作るかの力が求められるだろう。国内大会をなるべく早く、15点制に合わせる。対象大会はまだ決まっていないが、強化方針、選手の選び方も含めて、国際ルールの変更に対して、国内でも一貫した運用を整えることが重要と考えている」と話した。
国内最高峰の団体戦S/Jリーグは、10月開幕の26-27年シーズンからの導入を検討中。27年の日本代表を決める全日本総合選手権(26年12月、東京)での導入も「当然、検討することになる」(大野事務局長)とした。
ただし、21点制で行われた前回大会のベスト8は、すでに本戦出場権を持っており、5月には日本ランキングサーキット(大会後の日本ランキング8位以上は、全日本総合の本戦出場権を獲得)も控える。予選を兼ねる大会を15点制に統一することはできない。9月の全日本社会人選手権や、8月のインターハイ(全国高校総体)などの学生大会も予選を兼ねる。全国中学校大会など事前から協議され、各都道府県大会で導入されている大会もあるが、急な変更になれば、混乱を招きかねない。
大野事務局長は「混乱なく、競技に集中できるように適用していきたい」と話したが、いつから、どの大会で採用するのかは、注意が必要だ。