中田璃士「『こうなりたい』と思ってもらえる存在に」 次代エースとしての意識も【単独インタビュー後編】
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往年の名選手からも学ぶ
たとえを出すと、宇野昌磨選手の『Great Spirit』と似た感じのビートの曲です。シェイ=リーンさんから候補として出された曲を滑ってみて、決めました。すごくノリノリで、多分誰も使っていない、聞いたこともない曲かなと思います。
振付の作業はシェイ=リーンさんに来てもらって、(自身が拠点としている)船橋のリンクでやりました。候補の曲は、30曲ぐらいあったんですよ。基本的に全ジャンルの曲があって、その中からちょっとずつ絞っていきました。今までにプログラムで滑った曲とは、ちょっと違うと思います。
――フリーは、昨季の『グラディエーター』を継続されるということですね。
はい、振付師のミーシャ・ジーさんとアレンジする作業を、6月の初めに韓国に行ってやるつもりです。大きくは変わらないとは思いますけど、曲の使う部分は少し変わると思います。
自分はもうちょっと(アレクセイ・)ヤグディンっぽくしたいので、ストレートステップもちょっと取り入れていこうかなと思います。昔もすごくいい選手がたくさんいたので、それを思い出させるようなプログラムにできたらいいなと。
――昔の選手の演技動画をよく見るのですか?
僕は見ますね。(エフゲニー・)プルシェンコ選手も見ますし、ヤグディン選手の『Winter』のステップが好きなので、よく見ています。
コンパルソリーの練習で磨くスケーティング
あの時はたくさんのお客さんがいる前で演技をしたので、そういう経験はすごく生かせていると思います。今回はキッズスケーターとしてではなく、ちゃんと1人のソロスケーターとして出るので、初めてで緊張しますけど、頑張ります。振付の(宮本)賢二先生と、楽しくプログラムを作りました。
――着物風の衣装を着ることになるのでしょうか?
どういう衣装なんでしょうね(笑)。でも着物を着たことがないので、もしそうなったら楽しみです。
――シニアに上がるにあたって、演技構成点を上げるために強化している部分はありますか?
小塚崇彦先生と一緒に、基礎のスケーティングの練習をしています。船橋のリンクに週1回来てくださって、教えてくれています。最初は大きくスケーティングすることから入ったのですが、練習をしていくにつれて、今はコンパルソリー(氷上に図形を描き、その精度を競う種目。現在は廃止されているが、エッジワークを磨く基礎練習として取り組む)のレッスンになっています。
――今までコンパルソリーを練習したことはありましたか?
腰を疲労骨折している時に、船橋のリンクの先生に教わっていました。やっぱり、難しいですね。でも昔はジャンプが大好きだったのですが、今はスケーティングも楽しいので、コンパルソリーもやっていて楽しいです。
スケーティングを練習した上で、しっかりジャンプを決めたら、下の点(演技構成点)は出てくるので。やっぱりグランプリシリーズの1試合目でどれだけ結果を残せるかということが、今後につながると思います。