松山英樹、初日で見えた優勝の"フラグ"とは…? 歴史的なグリーン硬度に選手も驚く「マスターズ」第1Rレビュー
バーディーが出ない。歴史的にみても硬いグリーン
午前スタート組の中には、ラウンド後のインタビューで「硬いけどまだそこまでじゃない」と言っている選手もいました。でも午後のプレーを見ている限りでは、そのようなコメントができるような状況ではなさそうでした。最終組の少し前で回っていたジャスティン・ローズ、ゲーリー・ウッドランドらの実力者をもってしても、バーディーはなかなか出そうになかったですから。
そういう感覚は、どちらにも転がる気がしていました。重圧がなくなって、よりいいプレーをするか。あるいは、緊張感が悪い意味で失われ、張り合いがなくなっていいプレーができないか。でも初日を見る限り、完全にいいほうに働いていましたよね。
「立場」を満喫する王者。いい精神状態で走り切れるか
ラウンドが終わってからも「またグリーンジャケットを着ていろいろ楽しみたい」というようなコメントをしていました。実際にマキロイは、先週の土曜日に行われたオーガスタナショナル女子アマの時点からコースに入って優勝者を祝福しました。
大会前日のパー3コンテストも、娘さんにパターを打たせたりして、本当に楽しそうでした。その流れのままに、初日もいい精神状態で臨めていたんじゃないかと。このまま優勝争いを引っ張っていくか、注目していきたいと思います。
プレーオフ連敗の過去。「勝たせてあげたい」の雰囲気
ひときわ安定していたティーショットなど、プレーの内容自体も素晴らしかったのですが、パトロン(観客)にものすごく温かく迎えられているなと感じました。彼に勝たせてあげたいという雰囲気が、今年のオーガスタには生まれつつある気がしまして。
ローズはアメリカでもすごく尊敬されているし、当然パトロンからの人気がある選手の1人だと思うんですけど、あのときはやっぱりガルシアへの応援が圧倒的でした。だからちょっとローズも気の毒でした。去年もそう。マキロイを勝たせてあげたいという空気が、完全に会場を支配していた。
まだ初日ですけど、会場の声援などを聞いていても「今回はローズに勝たせてあげたい」というような雰囲気を感じます。最後の2ホールのボギー、ボギーがちょっと残念ですけど、難しい午後組で回って首位と3打差の6位というのは、いいスタートですよね。本当に勝たせてあげたい。勝ってほしいです。