注目の大谷翔平対ウラジミール・ゲレロJr.の今季初対戦 最新AIが導いた2人の駆け引きの結末は?
今回、そのAIコーチ機能を応用して、8日(※日時はすべて現地時間)に実現するであろう大谷翔平(ドジャース)対ウラジミール・ゲレロJr.(ブルージェイズ)の対決をシミュレーションしてみた。
「振らない」ゲレロJr.に対して大谷の狙いは?
投手:大谷翔平
・2025年の主な球種:4シーム(平均98.4mph/最速101.7mph)、スイーパー(85.0mph)、スライダー(88.1mph)、カーブ(78.6mph)、シンカー(94.7mph)、スプリット(90.3mph)
・復帰後、4シームの使用率が38.8%に増加、スイーパーが22.8%で変化球の軸
・スイーパーのチェイス率(相手がボール球を振った割合)36.1%、Whiff率(空振り率)41.8%はエリートレベル
打者:ウラジミール・ゲレロJr.
・2025年通算:.292 /.381/.467(打率/出塁率/長打率)、スイング率が42.2%まで低下(キャリアベスト)
・チェイス率(21.5%)もキャリアベスト。特に低めのシンカーを振らなくなった
・弱点:チェンジアップ(打率.239/長打率.324)、スイーパー(打率.209/Whiff率36.0%)
・対大谷 通算成績:12打数4安打(HR2本)、2四球、4三振、打率.333
■キーファクター:
ゲレロJr.は2025年のワールドシリーズが終わってから大谷について「正直、そんなに打ちにくくなかった」と話している。実際、第4戦でホームランを放った。一方、大谷はスイーパーの空振り率が高く、右打者の外角に鋭く逃げる軌道が武器。ただし、ゲレロJr.は、そういう球を振らない打者であり、ボール球での勝負はカウントを悪くするリスクを伴う。
【第1球】4シーム(98mph)→外角高め
大谷の狙い:
ストライクを先行させたい。ゲレロJr.は昨年、初球スイング率が低かった。そのデータを利用して、4シーム(98mph)を外角高めに投げ、まずはストライクを稼ぐ。
ゲレロJr.の反応:
見逃し。25年は「振らないこと」をテーマにしており、初球は見送る傾向が強い。初球は、軌道を確認するだけ。
結果:ストライク(見逃し) カウント:0-1
解説:
大谷の初球ストライク率は高水準。ゲレロJr.が初球を振らない傾向を逆手に取り、カウントを有利に。ただしゲレロJr.側も「今日の球の質とコマンド」を確認する意味がある。
【第2球】スイーパー(84mph)→外角低めからボールゾーンへ
大谷の狙い:
投手有利カウント。ゲレロJr.から空振りを取れるとしたらスイーパー。右打者の外角からさらに外へ逃げる軌道を使い、追いかけさせたい。98mphの残像がある直後の84mph、速度差14mph。
ゲレロJr.の反応:
見逃し。ここが昨季、ゲレロJr.が進化した要素。通常の右打者なら4シームの後にこのスイーパーを追いかけるが、ゲレロJr.のチェイス率はMLB全体でトップ10%の低さ。ボールゾーンになるスイーパーを冷静に見送る。
結果:ボール → カウント:1-1
解説:
大谷のスイーパーはMLBでも最高の質を誇るが、ゲレロJr.がしっかり見極めた。大谷にとっては「ボールを振らせる」のではなく「ストライクゾーンで勝負する」方向にシフトが必要か。
【第3球】シンカー(95mph)→内角低め
大谷の狙い:
ここでゲレロJr.の内角を突く。25年のゲレロJr.は低めのシンカーを振らなくなっているが、ストライクゾーン内なら見逃してもストライク。
ゲレロJr.の反応:
スイング→ファウル。内角低めのシンカー(95mph)は、見逃せばストライクの可能性が高い。ゲレロJr.は振りにいくが、内角に食い込む軌道に詰まってファウル。
結果:ストライク(ファウル) カウント:1-2
解説:
大谷のシンカーはゴロ率が高く(昨年は40%。23年は71.4%)、右打者の内角に沈み込む軌道が、それを可能とする。ゲレロJr.を追い込み、決め球への布石を打った。
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