青学大の最強バッテリー! 大学No.1本格派右腕、日本一5回の“勝てる”捕手
今回は4月から本格的に開幕する大学野球の春季リーグ戦で最注目の存在と言える青山学院大のバッテリーを紹介します。
怪我を乗り越えて大きく成長!大学ナンバーワンの本格派右腕
【将来像】岸孝之(楽天)
長いリーチを柔らかく使える腕の振りと下半身の粘りもあるバランスの良いフォームは岸とイメージが近い
【指名オススメ球団】DeNA
先発の太い柱になれる可能性があり、即戦力としても期待できる投手が必要なチーム事情から
【現時点のドラフト評価】★★★★★
複数球団の1位入札濃厚
3年連続で2人のドラフト1位選手を輩出している青山学院大。今年もその記録が続く可能性が高いと見られているが、その1人がエースの鈴木泰成だ。茨城県の出身で小学校6年時にはヤクルトスワローズジュニアにも選出されている。友部リトルシニアを経て東海大菅生に入学すると、2年春には選抜高校野球に出場。背番号11ながら2試合で先発を任され、当時から素材の良さは光るものがあった。しかしその後は肘を痛めて2年夏の甲子園はベンチ入りメンバーから外れ、3年時も復調途上ということもありプロ志望届を提出することなく青山学院大へ進学している。
大学では上級生に力のある投手が多かったこともあって、3年春まではリリーフでの起用となっていたが、年々力をつけて昨年は大学日本代表にも選出され、日米大学野球でも3試合、4イニングを投げて無失点と見事な投球を見せた。3年秋のシーズン途中には中西聖輝(中日1位)が一時離脱した影響もあって先発に転向。駒沢大と亜細亜大から完封勝利をあげると、続く明治神宮大会でも八戸学院大を相手に8回を投げて2失点と試合を作り、チームの優勝にも貢献した。
その実力を改めて見せつけたのが昨年12月に行われた大学日本代表候補の強化合宿だ。シーズンオフ直前の時期ということもあって不安定な内容のピッチャーも多かったが、その中でも鈴木はリーグ戦と明治神宮大会の疲れを全く見せず、全投手の中で最速タイとなる152キロのストレートを武器に打者を圧倒して見せたのだ。バックネット裏の近くの席で視察していたNPB球団のスカウトからも「(他の投手とは)全然違うな」という声が漏れるほどだった。
そんな鈴木の最大の魅力はフォームにある。肩関節、股関節ともに柔らかく、全身を使って楽に腕を振ることができており、球持ちも長く、ストレートは数字以上の勢いが感じられるのだ。フォームに無駄な動きもないためクイックもスムーズで、走者を背負ってからもスピード、コントロールが落ちることもない。変化球はスライダーやカットボールなど横変化の速いボールをあまり投げないのは気になるが、緩急をつけるカーブと鋭く落ちるフォークは一級品で、球種が少なくても打者を圧倒できるというのも魅力だ。
前述したように昨年までは中西などがいたこともあってリリーフでの登板が多く、足りないのは先発としての圧倒的な実績だけである。この春、エースとして万全な結果を残せば名実ともに2026年の目玉と言える存在となりそうだ。