原口文仁が2026年セ・リーグの順位を予想 古巣・阪神V2のカギと投打のキーマンを語る

大利実

昨年まで現役でプレーした原口文仁氏は阪神の強さをいかに語るか 【撮影:オフィスS.I.C】

 阪神で長くプレーし、勝負強い打撃と献身的な姿勢でチームを支えてきた原口文仁氏に、プロ野球開幕直前のセ・リーグ順位予想を聞いた。幾多の困難を乗り越え、第一線で戦い続けてきた経験を持つ原口氏は、今季のセ・リーグをどう読み解くのか。各球団の戦力やキーマン、シーズンを左右するポイントを丁寧にひも解きながら、順位をズバリ占ってもらった。
<原口文仁氏セ・リーグの順位予想>

1位:阪神タイガース
2位:中日ドラゴンズ
3位:横浜DeNAベイスターズ
4位:読売ジャイアンツ
5位:広島東洋カープ
6位:東京ヤクルトスワローズ

阪神連覇のカギは近本、中野の出塁にあり

近本、中野の一、二番がどれだけ機能するかが連覇のカギになると原口氏は話す 【写真は共同】

――解説者1年目の原口さんにとっては、初めての順位予想になるかと思います。まずは長年プレーしたセ・リーグからお願いします。

 1位から阪神、中日、DeNA、巨人、広島、ヤクルトの予想です。

――阪神が、2024年には成し遂げられなかったリーグ連覇を達成する。

 はい、やはり6球団を見渡したときに投打の戦力がもっとも充実しているのが阪神です。主力クラスがちょうど脂が乗った時期で、前回連覇を目指した2024年よりもチーム力は上がっていると思います。特に野手陣は近本光司選手、中野拓夢選手らを筆頭に、打順を固定できるのが大きいですね。前後のバッターとの兼ね合いを考えながら、自分の役割を理解してプレーすることができます。

――連覇に向けて、投打のキーマンをひとりずつお願いします。

 バッターであれば、今挙げた近本選手と中野選手です。2人が出塁し足でかき回し、相手バッテリーにプレッシャーをかけた状態で佐藤選手、森下選手、大山選手に回すことができるか。優勝しているときほど、一、二番が機能しているのは間違いありません。

――ピッチャーはいかがでしょうか。

 キーマンは、ケガからの完全復活を期す髙橋遥人投手です。低いリリース位置から全身を最大限に使って投げ込むストレートは、威力が抜群で彼の一番の武器。ここまでキャンプ、オープン戦と順調に過ごしているので、ケガなくローテーションを守れれば、二桁勝利できる力は十分に持っています。才木浩人投手や村上頌樹投手らが安定している中に、さらに髙橋投手が加われば、より層の厚い先発陣を組むことができます。

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著者プロフィール

1977年生まれ、横浜市出身。大学卒業後、スポーツライター事務所を経て独立。中学軟式野球、高校野球を中心に取材・執筆。著書に『高校野球界の監督がここまで明かす! 走塁技術の極意』『中学野球部の教科書』(カンゼン)、構成本に『仙台育英 日本一からの招待』(須江航著/カンゼン)などがある。現在ベースボール専門メディアFull-Count(https://full-count.jp/)で、神奈川の高校野球にまつわるコラムを随時執筆中。

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