なぜ、ゴルフファンでない人まで“ジャンボ”に惹かれたのか? お別れの会で語られた尾崎将司の生き方
招待者のみが出席する午前の式典には約1000名が会場に集まった。王貞治氏をはじめ野球界からも数多くの参列者が訪れ、ジャック・ニクラウス、トム・ワトソンからはビデオメッセージも届いた。午後の一般献花は13時30分開始予定だったが、12時ごろにはすでにファンが押し寄せ、急遽12時30分ごろに繰り上げてのスタート。ゴルフという枠を超えた存在であったことを、会場の光景が物語っていた。
「携帯もスマホも持ったことがない」――“ジャン兄”のカッコ良さを語った佐野木計至氏
「大人になってもコーヒーを飲まない。喫茶店に行ったこともない。携帯もスマホも持ったことがない。そのうえ、外出ギライ。先輩は、まさに昭和の頑固モン! いや、昭和の侍でした。本当にカッコ良かった!」
「昭和の侍」。最も近くで見続けた佐野木氏が選んだその一言に、ジャンボの生き様が凝縮されている。
「我が人生に悔いはない」――長男・智春氏が明かしたジャンボの最期の言葉
「父親は最期に『我が人生に悔いはない』と言っておりました。好きなことをやって、わがままをたくさん言って、好きなものをたくさん食べて、こんな素晴らしい人生、何の悔いもないと言って、この世を去りました」
智春氏の挨拶はごく短いものだったが、「我が人生に悔いはない」というジャンボの最期の言葉は、出席者の胸に深く響いた。
「並の選手とは違ったすごいものを見せてもらった」――王貞治氏が語ったジャンボの魅力
「甲子園で優勝した時、将来、われわれの世界に入ってくるだろうなと思ったんですよね。逆に言うと、ゴルフでこんなにすごい選手になるとは思わなかったですよね」
ゴルフ界におけるジャンボの功績についてはこう語った。「とにかく、彼がブームを作った。本当に、日本のゴルフ界を大きくした人」。さらに競技者としてのすごみにも触れ、「ここぞという時のショットやパターは、並の選手とは違ったすごいものを見せてもらった」と振り返った。
「カラオケで踊るジャンボ」――松山千春氏が明かした意外な素顔
「カラオケもよく行きまして。あいつもカラオケが好きで。俺が歌って――皆さん、信用できないかもしれないけど、ジャンボが踊るんですよ。北島さんの『山』という歌を俺が歌い始めると、ジャンボが踊り始めて、みんなで楽しみ合った思いがありました」
プライベートでの付き合いが長かった松山氏ならではのエピソードだった。