2026センバツLIVE! 全32校戦力分析

【九州①】九州国際大付、秋の日本一から「連覇」を/粘り強く33年ぶり春勝利へ、長崎日大/神村学園、完投型エース右腕に強力打撃陣

毎日新聞

長崎日大の古賀友樹投手(左)、九州国際大付の岩見輝晟投手(中)、神村学園の龍頭汰樹選手(右) 【左、中:金澤稔撮影/右:角田直哉撮影】

 第98回選抜高校野球大会が3月19日に開幕します。出場32校の戦力や特徴、練習環境を紹介。公式戦データをもとに独自算出した戦力値とともに、各校の強みを読み解きます。

九州国際大付の野球部データ 【毎日新聞】

ドクターKを軸とした投手陣と強力打線で初の「日本一」に

 春3回、夏9回の甲子園を経験している「九国」に新たな歴史が加わった。

 昨秋の九州大会を制し、九州王者として挑んだ明治神宮大会は投打がかみ合った。決勝で神戸国際大付を11-1で破り、初の「日本一」に輝いた。


秋の公式戦の成績を基に算出した九州国際大付の戦力値データ 【毎日新聞】

 投手陣は九州大会以降、2年生左腕・岩見輝晟投手が先発の軸に成長。長身からキレのある変化球を投げ込み、投球回数以上の48三振を奪い、「甲子園でも多く取りたい」と意気込む。3年生右腕・渡辺流投手らがリリーフで控える。

 チーム打率は3割4分と高い。柴原奈旺芙選手、平間勇吏選手、久保田天晴選手、吉田秀成選手は上位から中軸を担い、長打力もある。昨秋は1番に入った牟礼翔選手が打線をけん引した。

明治神宮大会決勝で力投する岩見輝晟投手 【西夏生撮影】

 能力の高い選手がそろうが、これまで結果を出せずにいた。転機は昨夏の福岡大会。当時2年生だった捕手の城野らが主力として実戦経験を積んだが、決勝で西日本短大付に1-10で大敗した。3季連続で甲子園に出場した相手に対し「経験値も実力差もかなりあった」と痛感させられた。

守備を鍛え上げ、春の頂点目指す

 城野慶太選手が主将となった新チームは「明治神宮大会出場」を目標に掲げて再スタートした。目指したのは守備力の向上。就任3年目の楠城祐介監督は「九国は伝統的に『打撃のチーム』と言われるが、このチームで重要視しているのは守備力」と明言する。

 特に遊撃手の吉田選手ら内野手の守備が甲子園で勝ち上がる上で重要だと考える。練習では、膝立ちした状態で短い距離からの緩いゴロを捕球するメニューなど、さまざまな状況を想定し、基本的な内容も繰り返してきた。

選手に声を掛ける楠城祐介監督 【上入来尚撮影】

 福岡大会は接戦を勝ち上がり、九州大会は4試合で失策2と一定の成果が出た。しかし明治神宮大会は3試合で6失策。打撃でカバーできたが、守備の重要性を全員で共有し直し、この冬も守備練習に多くの時間を割いた。

秋季九州大会のトーナメント表(ベスト8以降) 【毎日新聞】

 チームは昨年の横浜が達成した「秋春連覇」を目指している。自身も監督として初の舞台に臨む楠城監督は「監督も選手も初めての甲子園ですが、明治神宮大会で全国の舞台を知った経験は大きい」と話す。地元出身の城野選手は「昨夏に甲子園に出られなかった悔しさは選手も地域の方も覚えている。だからこそ優勝旗を持って帰ってくる」と初の頂点を狙う。

九州国際大付の公式戦の成績一覧 【毎日新聞】

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