2026センバツLIVE! 全32校戦力分析

【中国】崇徳、経験値高い好バッテリーが軸/春の初勝利と日本一を目指す 高川学園

毎日新聞

崇徳の徳丸凜空投手(左)、高川学園の木下瑛二投手 【いずれも石川裕士撮影】

 第98回選抜高校野球大会が3月19日に開幕します。出場32校の戦力や特徴、練習環境を紹介。公式戦データをもとに独自算出した戦力値とともに、各校の強みを読み解きます。

崇徳の野球部データ 【毎日新聞】

エース左腕徳丸、守りの要・新村に存在感

 昨秋の中国大会は4試合で28得点、1失点と危なげない内容で優勝した。準優勝だった昨夏の広島大会決勝の先発メンバーのうちバッテリーを含む6人が残り、投打に力がある。

秋の公式戦の成績を基に算出した崇徳の戦力値データ 【毎日新聞】

 立役者は中国大会を一人で投げ抜いた左腕・徳丸凜空投手だ。制球が良く、最速140キロの直球を内外角に投げ分ける。冬はスライダーを磨き、同じ球種で速さや曲がり幅が異なる球を習得。フォークも操り、要所で三振を奪える。

キャッチボールをする新村瑠聖主将 【西山夏奈撮影】

 徳丸投手に次ぐ投手が課題の中で、期待が懸かるのが2年生右腕の渡部海斗投手だ。昨秋から下手投げに取り組む。変則フォームからの独特の球筋が特徴だ。

 守りは主将の捕手・新村瑠聖選手の存在が大きい。1年春から主力として出場し、投手の持ち味を引き出すのがうまい。学業も優秀で、大人とも的確にやりとりができるクレバーな司令塔だ。内野は田井慈愛久選手、外野は中原悠成選手を中心に手堅い。

 打線は上位に力がある。1番を担う新村選手はミートにたけた左の好打者で、俊足とパンチ力も兼ね備える。2年生の松村皇成選手、国川航希選手は昨夏もレギュラー。松村選手は小柄だがリストが強く、国川選手は体格を生かした長打力が魅力だ。

 打線は水物だけに、藤本誠監督は「もちろん打ちたいが、打てなくても勝てるチームを」と話す。送りバントやエンドラン、打球が内野ゴロになると判断した瞬間に三塁走者がスタートを切る「ゴロゴー」などさまざまな戦術を用意し、実戦形式の練習を重ねて選手の判断力を磨く。

見据える50年ぶりの春制覇

 第48回大会(1976年)で初出場優勝を達成した伝統校。プロ野球・広島で活躍した山崎隆造さん(崇徳総監督)、崇徳や早稲田大などで監督を務めた應武篤良さん(2022年死去)ら当時の選手たちは鮮烈な印象を残した。

守備練習で声を出す崇徳の選手たち 【佐藤賢二郎撮影】

 甲子園は93年春以来遠ざかっていたが、学校や卒業生が一丸となり、復活の機運を醸成してきた。学校から約5キロの場所にグラウンドや寮を設けて環境を整え、亜細亜大出身で元広島投手の岩見優輝コーチや社会人野球の選手だったOBの林和宏コーチらを招き、躍進につなげた。

秋季中国大会のトーナメント表(ベスト8以降) 【毎日新聞】

 合言葉は「ALL(オール)崇徳」。50年ぶりの春の頂を見据え、勝利の校歌を高らかに響かせたい。

崇徳の公式戦の成績一覧 【毎日新聞】

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