日本vs.ベネズエラは後半戦勝負、侍Jのキーマンは? ピッチングニンジャがWBC準々決勝2試合を大胆予想【後編】

丹羽政善
 いよいよ日本が登場するワールド・ベースボール・クラシック (WBC)の準々決勝2日目。準決勝に進出するのはどのチームなのか。MLB選手から絶大な支持を集める"ピッチングニンジャ"こと、MLB公認アナリストのロブ・フリードマン氏に、残り2試合の勝利チームを予想してもらった。

日本vs.ベネズエラ

日本の先発は山本由伸。1~2失点で安定した投球を見せるだろう 【Photo by Gene Wang - Capture At Media/Getty Images】

勝者予想:ベネズエラ

 13日に行われた準々決勝の2試合(米国vs.カナダ、韓国vs.ドミニカ共和国)に関しては、比較的予想は楽だった。これで外したら恥ずかしいが、残る2試合の予想は本当に難しい。正直、2試合とも全く予想とは逆の結果になる可能性もある。

 まず、日本vs.ベネズエラだが、これは後半勝負――リリーフの出来が勝敗を左右すると予想する。

 日本の先発は山本由伸だが、彼はすでにメジャーでも屈指の投手としての地位を築き、その力が認められている。ベネズエラの打線にはロナルド・アクーニャJr.、ジャクソン・チュウリオ、サルバドール・ペレスらがいるが、山本が普通の調子なら、4〜5回を投げて、1~2失点に抑えられるだろう。

 一方、ベネズエラの先発はレンジャー・スアレス。山本ほどの安定感はないが、やはり4回、1~2失点という計算ができる。初対戦ではなかなか攻略が難しいので、大谷翔平、鈴木誠也ら、対戦したことのある打者が、突破口を開けるかどうか。ちなみに鈴木との対戦成績は6打数2安打。大谷は5打数1安打。

好調の種市篤暉がどの場面で登板するか注目だ 【Photo by Gene Wang - Capture At Media/Getty Images】

 となると、5回を終えて1対1、あるいは2対2という展開は十分に考えられる。その後は、リリーフ勝負。そうなったらもう、どちらのリリーフ陣がより層が厚いのか、ということになるのではないか。個人的には、日本が種市篤暉をどんな展開で起用するのか、興味深い。

 ただ、最終的には、オフェンスの総合力で上回るベネズエラが上回るのではないかと予想する。日本としてはリードした展開で、種市に繋ぎたい。

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著者プロフィール

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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