“完全アウェー”の試合で、勝敗を決した最後の一投 車いすカーリング1次リーグは混戦模様
完璧な立ち上がり 前半エンドの主導権は日本に
試合が開始されると「イータリア!イータリア!」と会場はイタリアを応援する大声援に包まれた。現地の子供たちも応援に駆けつけ“完全アウェー”の空気だったが、日本はその雰囲気を特に気にしていないように見えた。
前半エンドはイタリアのミスが多かった。後攻の第1エンドで、日本はしっかり複数点を取り、第2、3エンドは連続スチールに成功する。ショットの精度、作戦の判断とともに前日の韓国戦(0-9で敗戦)の反省が生かされている立ち上がりだった。
韓国戦後について、荻原詠理コーチはこう振り返る。
「初戦はすごく緊張していたが、2人とも試合を重ねて慣れてきて、アイスへの対応も早くなっている。韓国に敗れたあと、選手は良い意味で潔く切り替えてイタリア戦に臨めていた」
その切り替えがうまく行って試合に臨んでいる様子が、前半エンドでは見てとれた。
開催国イタリアの意地が見えた第4エンド
しかし日本も負けていない。中島がイタリアのストーンをテイクし、さらにガードの裏へ自分たちのストーンを隠してナンバー1を取るショットを決め、続く小川のラストショットのドローで、日本がナンバー1、2を取る形となった。
プレッシャーがかかる中、イタリアのオリエッタ・ベルトがラストショットを決め切り1点を奪取。ホームの声援に包まれる中で投げた精密なショットだった。
日本が5-1とリードの状態で前半エンドを終えたが、これまで完全に日本の流れにあった試合でイタリアがアイスに対応してきたエンドとなった。