わずかなズレが連鎖した韓国戦「アイスに合わせきれなかった」 車いすカーリング1次リーグ序盤、日本は1勝2敗
今大会から採用されたミックスダブルスで、車いすカーリングとしては、日本はバンクーバー2010パラリンピック以来の出場となった。チーム中島は2025年の世界選手権を制して出場権をつかんだが、1次リーグ序盤は強豪との連戦となった。
初戦の中国戦ではアイスの変化への対応に苦しみコンシード負け。だが続くアメリカ戦では第6エンドに4失点のビッグエンドを許しながらも、しっかりアイスを読み、ドローの精度で盛り返して勝利をつかんだ。そして迎えた3戦目は、2024年世界選手権王者であり、パラリンピック選考レースでも日本を上回ってきた韓国との一戦だった。
小さなズレが連鎖 前半4エンドで6点を失う
第1エンド、ハウス前には両チームのガードストーンが積み上がる難しい形となった。中島の3投目は相手ストーンに当てて内側へロールする狙いだったが、わずかに曲がりきらず、逆に相手ストーンを押し込み韓国のストーンをナンバー1にしてしまった。日本のラストロック、小川が前のストーンを使って韓国のストーンを出しにいったが状況は変わらず、韓国に1点のスチールを許した。
続く第2エンドも両チームともドローの応酬となるが、韓国のイ・ヨンスクが3投目で取った絶妙な位置のナンバー1を日本は上回れず、再びスチールを許してしまった。
さらに第3エンドでは、日本のドローウエイトがわずかに強くなったり、前のストーンにチップしたりしてしまうなど“微妙なズレ”が続き、その隙を突くように韓国がナンバー1、2を固めて2点スチールとなった。第4エンドでも同じような展開となり、さらに2点を失い、0-6と苦い前半エンドとなった。
パワープレーも不発 初の無得点試合
このエンドのラストロックで小川はドローで1点を取りにいくが、ストーンは思ったより曲がり、逆にナンバー3の韓国の石を押してナンバー2にしてしまった。パワープレーで複数得点を狙ったはずのエンドで、韓国に2点スチールを許す結果となった。スコアは0-8とさらに開いた。第6エンドでも韓国のドローの精度は衰えず、さらに1点スチール。スコアは0-9となり、日本のコンシードで試合終了となった。
試合後、小川は「自分たちのミスが多かった上に、相手のショットの精度が高くてついていけなかった」と率直に振り返った。世界王者のショットと作戦が、日本にわずかな修正の余地も与えなかった。