WBC初戦まであと2日、大谷翔平の状態をどう見るか 侍ジャパンがMLB組から学ぶデータ活用の最前線

丹羽政善

試合前の打撃練習行う大谷翔平。データの活用法を含め、侍ジャパンの選手たちは何を学ぶか 【写真は共同】

1番・大谷は2戦無安打で本番へ

 2日の試合では2番だった大谷翔平の打順が、翌3日の試合ではドジャースと同じ1番となった。試合前の会見で井端弘和監督は、「これがすべてではない」と説明し、続けた。

「この2試合を踏まえて本番はまた変える可能性はある。(打順を入れ替えたことで)どのように変わるというのは見たい。(大谷が)ずっと1番を打っているというのもあるので、その雰囲気を確認したい」

 しかし、大谷は2打数無安打。監督としては、雰囲気を掴むには至らなかったのではないか。

3日の阪神戦の第一打席で一ゴロに倒れる大谷翔平 【写真は共同】

 大谷は、2日のオリックス戦でも3打数ノーヒット。23年は強化試合の初戦でいきなり2本塁打を放つなど、3打数2安打6打点。そのままの勢いで本番を迎えたが、今回はやや不安が残る内容となった。

 3日の試合は、いずれも二塁ゴロ。大谷の場合、右方向にゴロが飛んでいるときは状態が良くないなどと言われるが、いずれも打ったのはカーブ。その点では、それほど心配する必要はないのかもしれない。

 ドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチがよく、こんな話をする。

「翔平が4シームを打って右方向にゴロが飛んでいるときは、タイミングがあっていないとき」

 どういうことか?

「右方向にゴロになるということは、コンタクトポイントがベースの前。そのタイミングで振っていて、もしも球種が変化球だったら、かすりもしない」

 よってカーブだったので、“まだ良かった”というロジックになるものの、本番まであと2日。時間がない点はやや気掛かりだ。

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著者プロフィール

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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