「二刀流選手」の未来 大谷翔平に続く成功者は現れるのか?
大谷の活躍に触発されてか、二刀流に挑戦する選手が増加も…
前回のWBCでも打者として4割を超える打率を残し、投手としても先発で2勝、決勝ではリリーフでセーブを挙げる大車輪の活躍で日本を世界一に導き、MVPも受賞した。その年の9月に2度目のトミー・ジョン手術を受けて2024年は投手としては全休となったものの、昨年は実戦復帰して14試合に登板。今シーズンは二刀流の完全復活が期待されている。
そんな大谷の活躍に触発されてか、二刀流に挑戦しようという選手は増加傾向にある。しかし現時点では、大きな成果を挙げている選手はいないのが実状だ。
日本ハムの矢澤もDeNAの武田も二刀流を断念
そして、二刀流としての期待が最も高かったのも同じ日本ハムの矢澤宏太だ。
日本体育大時代は2年秋に外野手、3年秋に投手、4年春に指名打者と異なるポジションで3度のベストナインを獲得するなど、大学球界で投打にわたって活躍。2022年のドラフト1位でプロ入りを果たした。しかしプロ入り後は故障もあって低迷。投手としては2年目に中継ぎで17試合に登板して1勝、3ホールドをマークしたものの、昨シーズンからは基本的に外野手専任となり、今シーズンもその方針は継続される見込みだという。
矢澤よりも年齢的に早い段階で二刀流挑戦にピリオドを打ったのが、DeNAの武田陸玖だ。
山形中央高時代は甲子園出場こそなかったものの、早くから注目を集めて3年時にはU-18侍ジャパンにも選出。この年に行われたU-18W杯でも投打にわたる活躍を見せてチームの初優勝に大きく貢献し、ドラフト3位でDeNAに入団した。
プロ入り後は外野手登録ながら投手としても出場していたが、2年目の昨年9月に投手に専念することを発表。10月1日のヤクルト戦でリリーフ登板して一軍デビューし、1回を投げて1失点ながら、味方打線の援護があり初登板初勝利をマークした。
高卒2年目で一軍初勝利は投手としては順調とも言えるが、高校時代には打者としてのほうがスケールは大きいという声もあっただけに、意外な決断と感じている関係者も多そうだ。
他には、2024年のドラフト1位で日本ハムに入団した柴田獅子も二刀流に挑戦している。投手としては高卒1年目でいきなり一軍で4試合に登板して防御率2.92と順調なスタートを切ったが、野手としては二軍で51試合に出場して打率.186と苦しいスタートとなった。
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