米記者が準々決勝ラウンド進出8チームを大胆予想 侍ジャパンの連覇を阻む「最強の刺客」とは?
プールA:先発陣に厚みがあるカナダが1位突破か
野手もネイラー兄弟(ジョシュア、ボー)、レッドソックス時代の2024年に113試合で31本塁打を放ったタイラー・オニールら実績のある選手がいて、さらにマーリンズのプロスペクトであるオーウェン・ケイシー、オット・ロペスといった若手もいるので、バランスがいい。
2位予想は難しい。順当ならプエルトリコだろうが、コロンビアとの差はさほどない。プエルトリコは、精神的支柱だったフランシスコ・リンドアとカルロス・コレアを保険の問題で欠く。セス・ルーゴというエース、→エドウィン・ディアスという絶対的なクローザーがいるが、他の投手陣にやや不安がある。野手では、ノーラン・アレナドが加わったものの、一時期の力はない。それよりは、レッズの有望株であるエドウィン・アローヨが楽しみだが、彼がリンドアの穴を埋められるわけではない。
一方のコロンビア。先発の柱は、ホセ・キンタナとフリオ・テヘラン。決勝ラウンドで先発するならやや不安だが、プールラウンドなら十分な結果を残すのではないか。野手ではマリナーズのプロスペクトで、昨年の予選でも活躍したマイケル・アロヨに注目したい。マイナー通算では4割以上の出塁率を残しており、彼がリードオフとしてチャンスメークできれば、得点パターンが増える。
ただ、開催地はプエルトリコ。ホームアドバンテージをいかし、最終的にプールAを突破するのはカナダとプエルトリコだと予想する。
プールB:メキシコとイタリアの熾烈な2位争い
2位がどこになるかだが、前回大会で準決勝まで進み、最後まで日本を苦しめたメキシコとイタリアの争いになるだろう。
メキシコはハビエル・アサド、タイワン・ウォーカーらが先発の柱だが、何よりも今回、マリナーズのクローザーでもあるアンドレス・ムニョスが加わったことで、勝ちパターンができた。昨季は38セーブ、防御率1.73。前回大会では抑えの不安が的中し、日本にサヨナラ負けを許したメキシコにとっては、大きな“補強”となった。
しかし、イタリアもメジャーで実績のあるアーロン・ノラ、マイケル・ロレンゼンが投手陣に加わり、サミュエル・アルデゲリ、アレサンドロ・エルコラーニといった若いメンバーも楽しみ。リリーフにも昨季レッドソックスで13セーブ、防御率2.82だったグレゴリー・ワイザートらがいる。オフェンスでは前回大会にも出場したビンセント・パスクアンティノ、ロイヤルズでチームメートのジャック・カグリオンが出場する。カグリオンは大学時代、投打の二刀流として活躍。メジャー昇格を優先して打者に絞り、1年目で見事に昇格した。実績はこれからだが、国際大会でどんなパフォーマンスを見せるのか、興味深い。
ちなみにメキシコとイタリアは、プールラウンドの最後で対戦予定だ。その勝者が決勝ラウンドへ進むことになるのかもしれない。