どうしたアストンマーティン・ホンダ? 大不振の原因とは
最低の周回数、最低のラップタイム
バルセロナとバーレーンで、計11日間行われたオフシーズンテスト。全11チームが参加する中、アストンマーティン・ホンダはほぼ連日トラブルに見舞われ、総周回距離、ラップタイムともに最下位に沈んだ。
周回距離トップだったメルセデスが6202kmだったのに対し、アストンマーティン・ホンダはほぼ3分の1の2115km。速さでも、フェラーリのシャルル・ルクレールがバーレーンで1分31秒992のトップタイムを出したのに対し、フェルナンド・アロンソは1分36秒536で最下位だった。開幕前テストのラップタイムは、確かに当てにならないことが多い。しかしアストンマーティン・ホンダがまともにロングランもできず、新たなシーズンに向けての準備が大きく出遅れている状況にあることは間違いない。
いったい彼らには、何が起きているのだろう。
準備は入念だったはずだが
しかし今回のテストでは、不具合は車体よりもむしろパワーユニットに集中した。各チームが本格的な走り込みを開始したバーレーンの第1週テストでも、アストンマーティンはエンジン回転を毎分11000に抑えた走行に終始。さらに第2週には初日からパワーユニットにトラブルが頻発した。アロンソは初日28周しか走れず、2日目はコース上でストップ。最終日のランス・ストロールはタイム計測なしのわずか6周でテストを切り上げた。ホンダはテスト終了後、トラブルが「バッテリー関連だった」ことを明らかにした。
ホンダ製パワーユニットがここまで苦しむとは、実に意外であり、驚きしかない。去年までのパワーユニットとは大きく変わったとはいえ、V6ターボハイブリッドという基本構造は変わっていない。マックス・フェルスタッペンの四連覇に大きく貢献した技術的優位が、こんなにもあっけなく雲散霧消してしまうものか。