大谷翔平「満足したら終わるとき」の真意 26年は"New Showtime"の幕開け
大谷翔平の“てっぺん”とは何か
オリンピックアスリートなら金メダル。ゴルファーはメジャー大会、テニス選手なら4大大会を全て制することで得られるキャリアグランドスラムという名誉。アメリカン・フットボールならスーパーボウル。
メジャーリーグの世界であればそれはワールドシリーズ制覇であり、個人ならMVP(最優秀選手)ということになるのだろが、どちらか一つでも困難なその二つを過去2年、大谷翔平(ドジャース)は同時に手にした。野球選手とってそのW(ダブル)受賞は、1年で到達できるレベルとしては、それ以上が想像し難い。
ところが、2回以上となると、大谷の他にはジョー・モーガン(レッズなど)、ジョー・ディマジオ(ヤンキース)、ミッキー・マントル(ヤンキース)の3人のみ。そのうちモーガンは1975年と76年に連続してMVPを受賞し、いずれもチームはワールドシリーズを制している。これは大谷と同じパターンだ。
連続ではないが、ディマジオはMVPを3度獲得し(1939、41、47)、そのシーズンはいずれもヤンキースがワールドシリーズで勝っている。つまり3の3。マントルもMVPを3回(1956、57、62)受賞しているが、ワールドシリーズ制覇は2度だった。もっとも、勝てなかったシーズンもチームはワールドシリーズまで駒を進めている。
こうして見てくると、同一シーズンにMVPとワールドシリーズ制覇を経験した選手は15人だが、W受賞が2回以上となると限られ、3回となるとディマジオただ1人。仮に今季、大谷がMVPを受賞してドジャースが優勝するなら、連続ではモーガンを越え、回数ではディマジオに並ぶことになる。
ただ、大谷自身は、どうてっぺんをイメージしているのか? これ以上の高みが存在するのか?