悔しさと手応えが交錯した予選 女子団体パシュート、次なる戦いへの誓い

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準々決勝は2位通過となった日本。最高の滑り誓い、準決勝へ向かう 【写真は共同】

 2月14日(現地時間)に行われたミラノ・コルティナ五輪・スピードスケート女子団体パシュート準々決勝で、日本は2分55秒52のタイムをマークし、全体2位で準決勝に進出した。次戦はオランダとの対戦が決定。3組を終えた時点でトップに立っていた日本だが、最終組で滑った前回大会王者のカナダに抜かれた。

 2大会ぶりの金メダルを目指す日本は、高木美帆、佐藤綾乃、堀川桃香の3選手が出場。準決勝で4位チームと対戦する首位通過を狙っていたが、それはかなわなかった。

 しかし、レース後の選手たちの言葉には、悔しさとともに確かな手応えと、次戦への強い決意がにじんでいた。

高木「自分の中ですごく悔しい気持ちがある」

スタートや出だしは「完璧に入ることができた」と手応えを得た 【写真は共同】

 レース後、最初に口を開いたのは隊列の先頭を担っていた高木だった。翌日にも個人種目(女子500m)のレースを控える中、チームを代表して予選を振り返った彼女の言葉には、率直な悔しさが込められていた。目標としていた「1位通過」がかなわなかったことについて、その原因は自身にあると分析する。

「それがかなわなかったっていうのは、やはり私の最後の動きの乱れだったり、スピードを落としすぎてしまったところが響いている。そこが自分の中ですごい悔しい気持ちです」

 しかし、課題ばかりではない。スタートや出だしは「完璧に入ることができた」と手応えを感じてもいる。プッシング(後続の選手が前を滑る選手の腰あたりを押し、推進力をアシストする技術)にも成長を実感しており、悔しさの中にも確かな前進を見出している。準決勝と決勝が行われるのは現地時間17日で、中2日ある。

「あと2日でどこまで修正できるか。成長していくためにも自分を追い込んでいきたい」

 高木の視線はすでに次なる戦いへと向けられている。

佐藤が語ったチームの課題

佐藤と堀川のフォローがカギを握る 【写真は共同】

 これが3大会連続のパシュート出場となる佐藤はチーム全体のパフォーマンスを冷静に分析した。ミラノ入りしてから日に日に状態が上向き、チームの一体感も高まっていたという。それでも、「今日100パーセント発揮できたかと思うと、そうじゃない」と振り返る。

 佐藤が指摘したのは、レース終盤の課題だ。高木が最後の1周でスケーティングを崩してしまったのは、それまでの自分と堀川のフォローが不十分だったからだと語る。

「ああいう本当に力がなくなりきるスケーティングにならないために、4週目、5週目の私と桃香のフォローがすごく大事になってくる。そこが一番修正すべき点」と、明確に課題を口にした。

 さらに、レース中には自身と堀川が接触する場面もあったという。

「ちょっとしたエッチングというか、ぶつかったところもあった。そういうところからリズムが崩れて、それが美帆さんのプッシュにつながらなかったりする」

 佐藤はこれまでの経験上、細かなミスが大きなミスにつながることを熟知している。一つひとつの歯車が完璧にかみ合わなければ、勝利には届かない。チームパシュートという競技の厳しさが、選手たちの言葉から伝わってくる。

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