悔しさと手応えが交錯した予選 女子団体パシュート、次なる戦いへの誓い
2大会ぶりの金メダルを目指す日本は、高木美帆、佐藤綾乃、堀川桃香の3選手が出場。準決勝で4位チームと対戦する首位通過を狙っていたが、それはかなわなかった。
しかし、レース後の選手たちの言葉には、悔しさとともに確かな手応えと、次戦への強い決意がにじんでいた。
高木「自分の中ですごく悔しい気持ちがある」
「それがかなわなかったっていうのは、やはり私の最後の動きの乱れだったり、スピードを落としすぎてしまったところが響いている。そこが自分の中ですごい悔しい気持ちです」
しかし、課題ばかりではない。スタートや出だしは「完璧に入ることができた」と手応えを感じてもいる。プッシング(後続の選手が前を滑る選手の腰あたりを押し、推進力をアシストする技術)にも成長を実感しており、悔しさの中にも確かな前進を見出している。準決勝と決勝が行われるのは現地時間17日で、中2日ある。
「あと2日でどこまで修正できるか。成長していくためにも自分を追い込んでいきたい」
高木の視線はすでに次なる戦いへと向けられている。
佐藤が語ったチームの課題
佐藤が指摘したのは、レース終盤の課題だ。高木が最後の1周でスケーティングを崩してしまったのは、それまでの自分と堀川のフォローが不十分だったからだと語る。
「ああいう本当に力がなくなりきるスケーティングにならないために、4週目、5週目の私と桃香のフォローがすごく大事になってくる。そこが一番修正すべき点」と、明確に課題を口にした。
さらに、レース中には自身と堀川が接触する場面もあったという。
「ちょっとしたエッチングというか、ぶつかったところもあった。そういうところからリズムが崩れて、それが美帆さんのプッシュにつながらなかったりする」
佐藤はこれまでの経験上、細かなミスが大きなミスにつながることを熟知している。一つひとつの歯車が完璧にかみ合わなければ、勝利には届かない。チームパシュートという競技の厳しさが、選手たちの言葉から伝わってくる。