スピードスケート高木美帆は通算8個目の偉業 女子1000mのハイレベルな戦いを清水宏保が称賛
「アウェーの地」で見せた日本選手たちの奮闘
そういう意味では、日本人選手にとってはある意味「アウェー」の戦いです。高木選手はもちろんそれも理解した上ですが、よく立て直していったレースなんじゃないかなと思います。僕は長野五輪で金メダルを取りましたが、そういう意味では「ホーム」でしたし、歓声もたくさんいただいていました。ただ、レース中はもう集中しているので、歓声が聞こえなくなってしまうんですけどね。
また、多くの選手がそうだと思うのですが、その大会の最初のレースはナーバスになりがちです。最初の1000mを無事終えたことで、気持ちが楽にはなっていくのではないでしょうか。
競技の垣根を超えたメダルの「いい波」に期待
また、今大会のスケート会場は仮設リンクです。いろいろな意見がありますが、僕自身の所感としては、仮設とは思えない素晴らしいリンクに感じますね。結果として、オリンピックレコードも出ていますしね。経験豊富なスタッフが熟練の技で氷作りをしているので、クオリティは間違いないのではないかと思いますので、今後の日程の選手たちの滑りにも期待が持てそうです。
高木選手はパシュートや1500m、山田選手と吉田選手は500mを控えています。強い海外勢に食らいついていくには、1000mの勢いや手応えを生かしていくことがカギになるでしょう。まだ五輪は始まったばかりなので、これからの彼女たちのレースに注目してみてくださいね。
清水宏保(しみず・ひろやす)