「上位にギュッ」「9番が生きる」OPSで並べるとこうなる 吉井理人×五十嵐亮太がWBC打順を徹底討論
2026年WBC開幕を目前に控え、日本代表の投手コーチを務めた経験を持つ吉井理人さんと、野球解説者の五十嵐亮太さんがスポーツナビ公式YouTube野球チャンネルに登場。「ガチ」のオーダー予想を展開しました。打順の組み方から守備の要となるセンターラインまで、首脳陣の視点も交えた深掘り対談をお届けします。
※この対談は1月下旬に実施したものです
大谷翔平の打順は「1番」か「3番」か
吉井:やっぱりOPSが高いバッターになると思うんですよね。フォアボールを取れて粘れるバッター。なおかつ長打があれば最高なんですけども。
五十嵐:そう考えたら、OPSを重要視したメンバーが揃ってますよね。
吉井:そうですね。大谷なんか1.000超えてますし、近藤も1.000近くありますからね。
五十嵐:この中でうまく機能したら、打線のつながりが見えてくる選手っていますか?
吉井:上位打線にいいバッターを並べると思うんですけど、9番に出塁率の高い選手が入ってたら、そのまま上位に回ってもっとチャンスが広がるかなって思うんですよね。
五十嵐:9番大事ですよね。うっかり9番出しちゃったら、大谷、近藤とかのすごいところに回ってきちゃう。
吉井:そうなるとピッチャーも合わせると思うんですけど、最高のパターンですよね。
五十嵐:ということで、オーダーを予想したんですけど、まずは吉井さんから。
吉井:こんな感じです。
吉井:いやもうこれスーパースターなんで、大谷は「さん」でしょ、もう。
五十嵐:この打順の意図は?
吉井:さっきから言ってるように、いいバッターを上にギュッと固めて、下は守備重視みたいな感じで。出塁率の高そうな小園を9番に置いたっていうことなんですけども。
五十嵐:首位打者ですからね。小園9番はポイントになりますね。大谷選手はやっぱり1番ですか?
吉井:1番の方がインパクトあるかなと思うんですよね。でも一番いいバッターなんで、やっぱりたくさん回ってきてほしいっていうのがあるので。ランナー溜めてドカーンっていうところに置きたいんですけど、そうなるとは限らないんで。
五十嵐:なるほど。
吉井:だったらたくさん回ってきて、その確率を上げた方がいいかなと。相手ピッチャーの出鼻をくじくような、戦意を喪失させるような打撃でガツンと行ってもらって。
五十嵐:なんか一発もありますからね、牧選手なんかもね。
吉井:この辺から始まったときにうっかりツーベースとか打たれて、ここでまたフォアボールとか出しちゃったら、また大谷に回ってきてみたいな。もし機能したらうまくいくんじゃないかなと。この打線とは対戦したくないですね。
五十嵐亮太の「攻撃的」なオーダー案
吉井:はい、どうぞ。
五十嵐:ここで塁に出る可能性が高いとなると、やっぱり長打のあるOPSの高い鈴木選手。これは大谷選手と鈴木選手、逆でも大丈夫です。その次が岡本選手、村上選手なんですけど、ここも上下逆でも大丈夫です。
ショートの選出はギャンブルか
五十嵐:やっぱりそうですか。
吉井:でもショートは結構専門職だと思ってるんで、ショートはショートの人でないと無理なのかなと思うんですけども。それでもいけると井端監督は考えたのかもしれないですよね。どういうふうにするのか楽しみですね。
五十嵐:最後は若月選手。打率もオリックスで言ったら2割7分2厘ですからね。OPSも.689。
吉井:自分の場合は守備の方で選んでるので、山本由伸とバッテリー組むのを前提に中村かなと思ったんで。あと去年見てて、若月もすごいブロッキングとかフレーミングとかすごくうまくなったんで。
五十嵐:これはもう間近で見てきた吉井さんが言うから間違いないですね。
吉井:日本ってキャッチャーがしっかりしてないとダメっていう感じありますけども、ピッチャーとの相性なんで、このメンバーだったらほんと誰がキャッチャーやってもみんなしっかりしてるんで大丈夫だと思います。