「独特な球質は初見では対応できない」 吉井理人が明かす侍J抑え候補の実力

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【Photo by Jasen Vinlove/Miami Marlins/Getty Images】

 世界一連覇を目指す侍ジャパン。その命運を握る投手陣をどう編成すべきか?

 2023年WBCで投手コーチを務めた吉井理人氏と、メジャー経験も豊富な野球解説者の五十嵐亮太氏がスポーツナビ公式YouTube野球チャンネルに登場。前回大会の記憶をたどりつつ、新たに発表された2026年大会のメンバーを独自の視点で徹底分析してもらった。
※この対談は1月下旬に実施したものです

本題の前に…

五十嵐:吉井さん、お久しぶりです! 前回の優勝からもう3年も経つんですね。しっかり記憶に残ってますか?

吉井:それが、所々しか残ってないんですよね、MCの腕次第でしょう(笑)。

五十嵐:プレッシャーですね(笑)。でも、今回も素晴らしいメンバーが揃いましたよ。

WBC2026の投手メンバー。そうそうたる顔ぶれが並ぶ 【スポーツナビ】

選ばれる基準は「メジャーの平均」から外れること

国際大会で選出される投手の基準について語る吉井氏 【スポーツナビ】

五十嵐:今回の選出メンバーを見て、まず気になるのは「選考基準」です。短期決戦で勝てる投手とは、どういうタイプなんでしょうか。

吉井:前回もそうやったんですけど、「メジャーの平均から外れてる球質のピッチャー」をリストアップして、実力があっても、メジャーの平均ど真ん中やったら打たれてしまうんです。

五十嵐:なるほど。日本で結果を出していても、向こうのバッターが見慣れているタイプだと厳しいと。

吉井:そう。たとえば今永(昇太)が活躍したのも、リリースポイントが平均より低くて、回転数が多くて伸びる球を投げるから。VAA(垂直入射角)の数値なんかも見ましたね。

五十嵐:当時からそこまでデータを意識していた吉井さんは、やっぱりすごいですね。

吉井:それしかないかなと思ったんでね。日本でそんなに目立ってなくても、データで見ると面白い投手はいました。(昨年活躍した)楽天の西口(直人)とか広島の島内(颯太郎)とかも候補に入っていたんです。「ワシすごい」って思いましたよ(笑)。

先発ローテの4枠目を誰に託すか

先発候補やロングリリーフの起用法について分析する 【スポーツナビ】

五十嵐:先発陣に目を向けると、山本由伸投手、菊池雄星投手、菅野智之投手あたりは入ってきそうですが、4人目はどうでしょう。

吉井:山本は絶対ですね。メジャー組は色々な制限があるでしょうから、基本は先発で使いたい。あとは伊藤大海をどこで使うかですね。

五十嵐:伊藤投手は昨季も結果を残しましたし、先発で行かせたい気持ちもありますけど、彼はどこでも投げられるのが強みですよね。

吉井:本人は先発したいやろうけど、首脳陣はリリーフで考えてるかもしれないですね。球数制限があるから、2番手のロングリリーフを考えていると思います。

五十嵐:そうなると、ロッテの種市(篤暉)投手や日本ハムの北山(亘基)投手も候補になりますか。

吉井:種市も北山もリリーフ経験があるからね。そのあたりをどう組み合わせるか、ここが一番の注目ポイントですね。

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