主役候補の輝き、ゴール量産でつかんだプロ入り――選手権から次なる舞台へ、J内定選手名鑑【アタッカー・FW編】
このJ内定選手名鑑では、選手権の手ごたえや悔しさをもってさらなる成長を期する全選手を、2回に分けて紹介。2月に開幕する明治安田Jリーグ百年構想リーグとその先に向けて注目しておきたい“新星候補”たちだ。
文・土屋雅史(長、山口、島谷)/森田将義(安藤、福島、大藤、伊藤、徳村、日髙)
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①身長/体重 ②出身都道府県 ③前所属 ④年代日本別代表歴(2025シーズン)
✅ スキルカード(選手のストロング&セールスポイント)
MF 長 璃喜【昌平→川崎フロンターレ】
✅ 高いシュート力に裏打ちされた得点感覚
✅ 内に秘める情熱
最後はマンマークに沈むも初戦で“実力の2得点”
抜群の加速装置を有したドリブルとパンチ力のあるシュートが魅力の世代屈指のアタッカー。初戦の高知戦ではいきなり豪快な2ゴールを奪い、大会の主役候補としての実力を遺憾なく発揮した。ただ、続く3回戦の帝京長岡戦で徹底した相手のマンツーマンマークに苦しんでなかなかチャンスに絡めず、チームとしても敗退の結果を突きつけられた。
【選手権(第104回大会)成績】2試合(148分)出場2得点
MF 山口 豪太【昌平→湘南ベルマーレ】
✅ 右からの鋭いカットイン
✅ 周囲が期待したくなるスター性
才能煌めく一撃。そのゴラッソに場内もどよめく
圧巻は2回戦・高知戦の7分。中央を果敢なドリブルで切り裂くと、ペナルティーエリアの外から左足を一閃。見事な弧を描いた軌道にGKは一歩も動けず、ボールは左スミのゴールネットへ鮮やかに吸い込まれる。大舞台で飛び出したゴラッソに、しばらく場内のどよめきも収まらない。1年次から注目され続けた確かなスター性を感じさせる一撃だった。
【選手権(第104回大会)成績】2試合(144分)出場1得点2アシスト
MF 島谷 義進【流経大柏→水戸ホーリーホック】
✅ アンカーを任される幅広いカバーエリア
✅ どんな話題にも対応できるコメント力
驚異的。回収にデュエルに中盤全域に君臨
今季の流経大柏がダイヤモンド型の中盤を採用できたのは、アンカーを任せられるこの人がいるから。驚異的なカバーエリアの広さで中盤を駆け回り、セカンドボール回収にデュエルに奔走。さらにはキャプテンとしても周囲を鼓舞し続け、常にその姿勢でチームをけん引してきた。取材時のコメント力の高さも実にプロ向きだろう。
【選手権(第104回大会)成績】4試合(330分)出場1得点
MF 安藤 晃希【流経大柏→水戸ホーリーホック】
✅ ジョーカー
✅ 両サイドを苦なくこなす利便性
特発は揮し切れず。悔しさを秘めて水戸へ
10番を託されながら、昨年と同じジョーカー役での起用が続き、「『早く自分をスタメンで出してくれ』という気持ちはあった」。準決勝では待望の先発に抜擢されたが、慣れない中央での起用となり、武器のスピードあふれる突破をなかなか見せられず。「最後まで迷惑をかける10番でチームを勝たせられる10番になれなかった。悔しい」思いをもって水戸へ。
【選手権(第104回大会)成績】3試合(120分)出場1アシスト