日本一のキャプテン、3戦連発の超攻撃的SB――選手権から次なる舞台へ、J内定選手名鑑【GK・DF・ボランチ編】
このJ内定選手名鑑では、選手権の手ごたえや悔しさをもってさらなる成長を期する全選手を、2回に分けて紹介。2月に開幕する明治安田Jリーグ百年構想リーグとその先に向けて注目しておきたい“新星候補”たちだ。
文・土屋雅史(松田、久保、竹ノ谷、柴野、増田)/森田将義(松岡、村上、中野、荒木)
※リンク先は外部サイトの場合があります
①身長/体重 ②出身都道府県 ③前所属 ④年代日本別代表歴(2025シーズン)
✅ スキルカード(選手のストロング&セールスポイント)
GK 松田 駿【青森山田→ファジアーノ岡山】
✅ キャプテンも任されるリーダーシップ
✅ 場を一瞬で明るくできるパーソナリティー
好守はデフォルトに。夏の屈辱をバネに最後の冬で奮闘
まさかの県予選敗退となったインターハイ(総体)の屈辱をバネに、冬の全国大会へとチームを導いてきた名門校のキャプテンにとって、1試合に数回のファインセーブはもはやデフォルトに。今大会は2回戦の大津戦に敗れて姿を消したが、試合後に毅然とした態度で泣き崩れるチームメートたちに整列を促す、堂々とした姿も印象的だった。
【選手権(今大会)成績】2試合(160分)出場
DF 久保 遥夢【前橋育英→名古屋グランパス】
✅ 正確なる長短のフィード
✅ 悔しさをパワーに変えてきた反骨心
努力できるCB。最後は不運もここからが見もの
U-17高校選抜に落選したことでさらなる成長を期し、昨年の1年間で大きく飛躍。年代別の日本代表にも選出され、名古屋加入内定も勝ち獲った“努力できるCB”だ。ただ、初戦(神戸弘陵学園戦)で喫した2失点目は自身が投げ出した体にボールが当たり、コースが変わってそのまま入ってしまったもの。最後の選手権はなんとも不運な形で幕を閉じた。
【選手権(今大会)成績】1試合(80分)出場
DF 増田 大空【流経大柏→ジュビロ磐田】
✅ 縦にも斜めにも差せるクサビ
✅ 仲間想いの人情家
流経の武器となった多彩な高精度キック。完璧なアシストも
左足から繰り出す高精度キックは多種多彩で、左SBの位置から縦にも斜めにもクサビのパスを打ち込み、自らサポートしての攻撃参加は流経大柏の大きな武器になった。準々決勝の大津戦では完璧な位置に落とすFKでメンディー・サイモン友の決勝点をアシスト。「選手権、めっちゃ楽しかったです」と言い切る笑顔も彼らしかった。
【選手権(今大会)成績】4試合(330分)出場2アシスト
DF 松岡 敏也【興國→アルビレックス新潟】
✅ ビルドアップ関与
✅ クレバー
その名に恥じない働き。黒子役としても躍進を下支え
2回戦(浜松開誠館戦)ではCKのこぼれ球から得点を決め、「攻撃的SB」の名に恥じない働きを披露したが、以降の試合で目立っていたのは“試合展開を読み取る力”だ。守備に回る展開が多かったため、持ち前の攻撃参加をセーブ。的確な位置取りで攻守のバランスを取りながら、組み立てに関与するなど、黒子役として8強入りを果たしたチームを支えた。
【選手権(今大会)成績】4試合出場(320分)1得点