【2025年エースクラブ座談会】「ドライバーも他のクラブと同じスイングで打ちたい」小倉勇人のエースドライバー論
小倉さんの現在のエースドライバーとその考え方について、ゴルフライターの鶴原弘高さんとティーチングプロの石井良介さんが迫ります。
「400cc以上のドライバーは入っていません」
小倉:入っておりません(笑)。
石井:ミニドライバーの権威ですから。日本でミニドライバーと言えば小倉さん、というくらい。
小倉:一般的に言うドライバーは、ここ2年くらい買ってないですね。
僕の考え方の基本は、「ドライバーも他のクラブと同じようなスイングで打ちたい」というところです。大型ヘッドだと、どうしても自分のスイングだと振りづらくなる。その点、小ぶりなヘッドだとスイングと連動しやすい。そこからミニドライバーに行き着きました。最近は2本のミニドライバーを使い分けています。
現在のエースはテーラーメイド「r7 Quad ミニドライバー」
小倉:これです。テーラーメイド「r7 Quad ミニドライバー」。
鶴原:僕も結局買ったんですよ(笑)。
小倉:えっ?
鶴原:このクラブがすごく好きだからです。
小倉:これはいいクラブですよね。平均的な飛距離が出しやすく、調子が悪い日でも想定外のミスになりにくい。いわば「平均点が高い」ドライバーなんです。
鶴原:ロフトは?
小倉:13.5度のモデルを、1度ロフトを寝かせる方向にしています。
石井:開く側ですね。
小倉:以前は11.5度を使っていましたが、低スピンすぎてドロップすることがあった。それと、r7 Quadは少し左を向いて見えるので、そこを調整したかった。カチャカチャで幅を持たせる意味も含めて13.5度にしました。
鶴原:13.5度を一目盛り寝かせると、顔がすごくいいですよね。
小倉:まさに今その状態です。
鶴原:r7 Quadの特徴でもある4か所のウェイトも、小倉さん仕様に変更されているんですか。
小倉:そうですね(笑)。後ろに重さを感じすぎると、他のクラブとの差を強く感じてしまう。なので、できるだけ自分のフィーリングに揃えるために、前寄り・ヒール寄りにしています。
浅重心気味にすることで、操作性と振り心地を優先しました。ミニドライバーでありながら、「ドライバーだけ別物」にならないセッティングです。
もう1本の切り札はキャロウェイ「エリート ミニドライバー」
鶴原:別のエースがあるんですね(笑)。
小倉:実は4本ともエースです。コースで使い分けているので。
エリート ミニは「本当に調子が悪いときに助けてくれる」存在。後方ウェイトを外し、前側を重くした独自セッティングにより、雑に打っても安定した球が出やすいのが特徴です。
ヘッドが勝手にターンしない分、自分で打ち出し方向を作りやすい。Aiフェースの効果もあって、オートマチックに高さと安定感が出てくれます。
ヘッド重量208g。「自分の基準」を持つ強さ
石井:ミニドラだからこそ208gは許されるけど、通常のドライバーで208gは重すぎますよ(笑)。
小倉:いろいろ試した結果、自分は浅重心で小ぶりなヘッドの方が、見た目と挙動が一致して安心できる。結局、小さいものの方が自分にとっては“やさしい”んです。
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