大阪桐蔭高の大先輩と目指すは3割と2桁HR ロッテ藤原恭大が築いた“下地”とは

加賀一輝

藤原(写真右)は高卒7年目で初の規定打席に到達 【写真は共同】

 ソフトバンクが日本一に輝くなど、パ・リーグの強さが目立った2025年のプロ野球。迎える2026年はWBCイヤーだ。野球界が一丸となって、再び頂点を狙いにいく年になるだろう。

 そんな中、スポーツナビでは1月11日午後2時から読売テレビ・日本テレビ系で放送された『大和地所スペシャル 超プロ野球 ULTRA』の収録現場を取材。収録に参加する選手たちにインタビューを行った。

 本稿ではロッテ・藤原恭大へのインタビューをお届けしたい。

7年目にして初の規定到達

「7年目にして規定打席にようやく立てたのは良かったですけど、振り返ってみればもっともっとやれたなという部分もありました。次につながるような収穫の多いシーズンだったように思います」

 藤原は2025年シーズンをこう振り返った。

 コメントの通り規定打席に到達したのを筆頭に、試合数・安打数・盗塁数などでキャリアハイをマーク。低迷するチームの中で、主に1番打者として気を吐いた。

「(1番打者としては)打率もそうですけど、出塁率を意識していました。物足りないところや怪我もあったので、2026年は年間通して出続けられるようにしたいですね」

 昨季のベストプレーは打撃面から。6月22日のDeNA戦(横浜スタジアム)、3回に石田裕太郎から放ったレフト前ヒットだという。理由を聞いてみよう。

「インコースのボールをレフト前に持っていったんですけど、自分のやりたいバッティング、理想のバッティングに少しずつ近づいてきている手応えを感じました」

 もう少し深掘ってみよう。

「インコースを内から出して……というのを意識してやってきていた。この時はいいアプローチができました。相手投手が誰かというよりは、その球を上手く捉えられたことが印象に残っています」

 専門用語でいう「インサイドアウト」の軌道でバットを出せたのだろう。そうでないと、サイド右腕の石田が投げる内角球を逆方向には運べない。一部例外はいるが、好打者と呼ばれる選手はバットが身体の近く、内側から出てくる。そうすることでボールの軌道に合わせやすくなる。点で打つのではなく、線で打つのだ。

 ちなみにこのヒットの次の打席で、藤原は右翼席へ本塁打を放っている。良い感覚が残っていたのは容易に想像できる。

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著者プロフィール

1988年3月6日、愛知県生まれ。成蹊大学卒業後、一般企業を経て独立。ライティング、MCなど幅広く活動する。2016年〜23年まで『スポーツナビ』にて編集・編成を担当。在職中に五輪・パラリンピックへの派遣、『Number』『文春オンライン』等への寄稿を経験。趣味は草野球で、1週間で20イニング投げることも。

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